雑感
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2001年12月06日(木) イギリスはおいしい

友達がイギリスのクリスマスプディングを見せて、おいしいか
どうか私に尋ねた。

以前、里帰りのおみやげにロンドンで同じプディングを買って帰ったが
とても食べられたしろものではないとクレームが来た。プディングの中身
は小麦粉と乾燥ナッツや香辛料を牛のスエットで固めたもの。
見かけは真っ黒で、一年くらい寝かせたものがおいしいという評判だそう。
中身を聞いたら、食べられるけど少し食べて十分という感じもしないわけ
ではない。

リンボウ(林望)先生の「イギリスはおいしい」を読んでいる。
どうやらアンチテーゼとしてのタイトルのようだ。クリスマスプディング
とクリスマス料理の甘味攻撃に遭ったエピソードがおもしろおかしく
書かれている。
甘味に対しては、トルコやギリシャの喜びという砂糖菓子で鍛えられて
いるので少々のことでは私はへこたれない自信がある。

イギリスはおいしいかどうか。
数年前2年連続で大学のサマーコースに参加して、大学寮に寝泊まりし
学生食堂で3度の食事を食べたことがあった。朝はイングリッシュ
ブレックファーストで昼も夜もちゃんとした料理だった。ことさら
不味いと思わなかったが、量の多さに辟易した。

また、イギリス北部を旅行したとき、ハーフボードのペンションに
泊まったことがあったが、このときの料理もまずまずで、イギリスは
不味いという先入観を打ち消すには十分だった。たぶん、長い欧州
暮らしで私の味覚が破壊しかかっていたのかもしれない。

幸か不幸か、イギリスの家庭料理を食べる機会に恵まれなかったので
実際はどうなのか判断を下すのはむずかしい。ただ、新鮮な素材の
料理を食べるとなると、イギリス料理は向いていないかなというに
やぶさかでない・・・と玉虫色の意見。でもサンドイッチはおいしかった。


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