雑感
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2001年12月05日(水) えこひいき

えこひいきの社会に住んでいる。
この国の人は、営業にしろ、売り場にしろ、個人であれ、無愛想な
人が多い。お客を神様などと絶対に思っていないから、日本からきた
人なら、店員の態度にびっくりするかもしれない。

どうしたら、気持ちよくこういう人たちと接することができるかと
いうと、その人とお友達になるほかはない。マスの中で対峙していては
しかるべきサービスをよこさない相手なのだから、お店ならばあしげく
通って、世間話をすることで顔を覚えてもらうしかない。
週に一度か二度、トルコの食料品屋でオリーブを買っている。いつの
まにか、そばを通るだけでハロー!って声をかけられて、寒いねなどと
言い合って、おまけまでしてくれるようになった。昼食によく通う健康
食品売り場のお姉さんも、私の顔を見たとたん、いつもの全粒粉のピザを
オーブンに入れるようになった。郵便局員も配達の人も来るたびに
飲物を提供し世間話をしていく。だんだんとお友達になっていくと、
不思議なことに彼ら(彼女ら)は人なつこい表情を見せてくれる。
おまけに、ちょっと何かお願い事をしても、二つ返事でオッケーして
くれる。

この社会は役所から民間にいたるまで、どれだけたくさんの人脈が
あるかで、快適に暮らせるかがずいぶん違ってくる。集団の中の代表
として接していると、個人の顔を見せないので、無愛想なことこの上ない。
銀行の窓口でもしかり、後ろに客が待っていようと、気に入った客なら
長々と世間話をする人たちなのだ。

日本人のきめ細かなサービスの基準からすれば、けしからん!と言われ
そうだが、しかたないと思って、せっせと行き付けの店を決めて担当者と
お友達になろうと努力している昨今である。


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