雑感
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2002年06月13日(木) 夏季休暇

夏が本格的になると、たいていの人が挨拶代わりに聞いてくる。
「今年の夏はどこでウアラウプ(休暇)を過ごすの?」

夏に休暇を取って遠出をすることはほとんどないので、何の予定
もありませんと返事をすると珍しく思われる。
休暇は欧州では、取って当たり前のように考えられているので。

大統領や首相はもとより、パン屋もタバコ屋もクリーニング屋も、
2週間から3週間、人によっては4週間の休暇を取ることもある。
湿度が低くて、夏日でも30度を越えないウィーンの気候は
さっぱりして、わざわざ暑い地中海やエーゲ海に出かけなくても
いいのにと思うのだけど、比較的寒い国の人たちは、灼熱の太陽の
下でのんびりしないことには生きているという感じがしないようだ。

先週はアルバイトの女の子が一週間ギリシャの島へ出かけた。
飛行機、宿泊(朝食付)全部ひっくるめて邦貨で3万もしなかった
そうだ。今週は別のアルバイトがギリシャの島へ出かけている。
大型休暇を取っても何ら仕事に差し支えないというのがいい。
仕事で電話をかけても、担当者は休暇で〇日まで不在の旨を告げる
とたいていの場合は引き下がってくれる。

今年はどこか出かけようかなと思ってパンフレットをめくって
みる。といっても、マラソンと旅行をくっつけるだけなのだけど。
スイスの山岳マラソン、ユングフラウヨッホまで駆け足・・
脚力があれば、出てみたい・・きっときれいな景色なのだろう。
昨日、植物園の中を一周してみたが、とても心地よかった。一日
中、緑いっぱいの森や山を駆けて空気のおいしさを感じることが
できればいいだろうなと思う。
目の前のユングフラウの写真がおいでと語りかけてくれるようだ。


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