雑感
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2002年06月16日(日) サッカーを見て言葉を学ぶ

ワールドカップが始まって以来、集中して試合を見たり、ネット速報
を読んだりしているので、ルールや用語がだんだんとわかるように
なってきた。いい試合には感銘を受けているものだから、誰かに
伝えたい、話題にしたいという気持ちが強くなると、語彙力も
アップしてくる。勤務中はガードマンさんに電話して、途中経過
を聞く。話題がサッカーに集中しているせいか、自分の守備外
の単語や言い回しが増えてきたので、サッカー漬けになるのも
悪くないわと、言い訳ができた。

ワールドカップのことを各国のポータルサイトが一面で扱って
特集を組んでいるので、ことばをリンクさせるには好都合。
今の時代、外国語を学ぶにはいい環境だと思う。ケーブルテレビ
でも英、仏、独、伊の放送が入るので、よくわからないにしても、
雰囲気を楽しめる。

昨日のドイツ―パラグアイ戦はオーストリアとドイツの放送を交互
に聞いた。オーストリアの放送は冷静で、しらっとしているが、
(結局他国のことだから)ドイツのアナウンサーは感情移入たっぷり
でチャンスになると絶叫しているのがおもしろい。
ドイツ語で「シュート」というのはTor で門やゴールという意味
である。
でも、実況中継では Toooooooooooooor!!!!!「トー―――アー―!」
と叫びまったく違う言葉へと変質する。
たった3語だけど、Torにいたるまでの長い道のりやたくさんのファン
の思い入れの分だけOの数が増えているのだろう。

今日のスペイン―アイルランド戦のPKのことは Elfmeter
(11メートル)と呼ぶ。文字通り訳してStrafkickと言わないのが
部外者には珍しく思った。

テレビ放映で各国監督のことは coach(英語)で紹介されているが、
ドイツ語圏では Trainer と呼ぶ。
日本語で考えると、監督、コーチ、トレーナーって上下関係が
はっきりしていて混乱する。 でも監督って呼び名は総括して
チームを見ているだけの立場じゃないかしらと思うのは私だけ
かな。その点、コーチ、トレーナーって名前は実働してるような
印象を受ける。
残り試合を見たら、きっと単語の仕入れもきっちりできていっぱし
のにわか評論家になっているかもしれない(笑)


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