雑感
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| 2002年11月23日(土) |
思いやりがありすぎると |
最近、友人と話していて思ったこと。 社会が過度な思いやりを持ちすぎると、結局は構成人員を だめにしてしまうんでないかなと・・
土曜日はいつも朝一番に買出しに行くのが日課なのだが、 用事があって午後の3時ごろに行った。その頃になると果物 や野菜が台風一過の残骸みたいに、ろくなのが残っていない。 今日はバナナを買いたかったのに手に入らなかった。 朝一番に品物を揃えたら、その日はもう補充されない。 クリスマスのアドベントチョコも早めに手に入れないと あちこちで売り切れ。 日本のコンビニのように日に何度も補充されることがな いし、人気商品だからといって増産されることもない。
テレビ番組は10年一日のごとく、昔の映画を再々放送 しているので、ニュース以外は見るべきものがない。
おもしろそうな番組を提供し、新製品が毎日のように紹介 されるCMなどを当たり前のように見、ちょっとでも不便な ところがあれば、それを埋めるような新手のビジネスや商品 が提供されるのを当然と思うようになったら、スポイルされ る恐れが十分にあるのではないかな。
当地でもカソリックの組織のカリタスがホームレスに毎晩、 食事や宿泊所を提供しているので、彼らは昼間からぶらぶら してすることがない。日本のホームレスのようにダン ボールの家を建てて自活?するということがない。 自分の手で何かを作る楽しみや生きる糧のようなものを 味わえないのではないかなと思う。
不便な国に住むものからの負け惜しみかもしれないけど、 許容できる範囲の不便はちょっとあったほうがいいと 思っている。
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