雑感
DiaryINDEXpastwill


2002年12月16日(月) 雪が積もる

朝、いつもは真っ暗なはずなのに妙に外が明るい。
眠い目をこすりながら、ブラインドを上げると中庭は真っ白。
管理人さんが大きなシャベルで雪かきをする、こすれた音が
間断なく聞こえてくる。

先週は−5度を越えるしびれるような寒さだったけど、今週
はどうやら暖かそう。雪が降ると空気はそれほど冷たくない。

出勤しようと自転車を漕ぎ出すと後輪が引きずられる音が
する。よく見たらパンク。タイヤを調べても何かが刺さった
ような痕もない。どうやらチューブに穴があいたよう。
凍結道路の鋭い小石が原因だろうか。

しかたなく、歩いて通勤。ほとんどの建物の前の歩道は
雪かきが終わり、小石が撒かれていたが、一部のお屋敷
や公園の前は手付かずのまま、真っ白な道が続いている。
雪が降った日は、すみやかに各建物の前の分担の歩道の
雪かきをするきまりになっている。これを怠ると、その
前で滑って怪我をした人に損害賠償しなければならない。
(そのための保険も加入しているはず)

でも、滑って怪我をした場合、どうやってその場所で
怪我をしたことを証明したらいいのだろう。

ウィーンの集合住宅には各建物に管理人がいるので、
すぐに雪かきをするが、一軒家の持ち主は大変だと思う。
お金持ちなら、清掃会社に委託すればいいわけだけど。

そんなことを考えながら、雪降る街を急いでいた。


Aqu |MAIL

My追加