雑感
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絵の具を混ぜているとき、先生が言った。「いろんな生徒さん を見てきましたが、自分が満足した絵を仕上げたひとは、 続きませんでした。いつもどこか足りない、満足できない人だ けが何年も続けています・・」
前後の話をちゃんと聞いていなかったが、この言葉はすっと 耳に入り込んできた。私が描いた絵はいつもどこか、足りない し、人に見られたら恥ずかしくてしかたない。6年も描いて いるのに、この成長のなさはどうだろう。 ただいまだに続いているのは、のめり込まない、描きすぎない からだとも思う。適度な距離を置いているからかも。
ランについても同じような態度で接しているから続いているの かしら。レースで自己ベストを更新しても、もうちょっと 頑張れたかなあと思うことが常で、最高の満足を享受すること はない。よしんば、いい結果が出せたとしても次のレースで ぼろぼろという経験はかなりある。
先生は、満足した途端に、成長がないと言いたかったんだろう。 いつも迷いながら、時々、小さく満足しながら何事も続けて いけば長いスパンで見たときに、大きく成長しているものな のかもしれない。
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