雑感
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2003年08月05日(火) hilfsbereit

ドイツ語の hilfsbereit(ヒルフスベライト)は、(困った
ことがあれば)いつでも手伝いますよの意味がぴったり
すると思う。

職場では、些末な仕事でも hilfsbereit の気持ちで
引き受けるようにしている。こう書くと偉そうに聞こえる
が、嫌な気持ちを顔に出さないで、手際よく片付ける、
処理内容の結末を予想して、不測の事態の手立てを考えて
おくと、つまらない仕事でもプロ意識が持てると思う。

先日、夏休みのバイトに来ていた女性が解雇された。
彼女を見ていると、反面教師になり、自分も他者に対する
態度を常に気をつけないといけないなと感じた。
人の話を聞かないから、何回か指摘しても直そうとしないし、
自分の能力を誇示しすぎて些末な仕事を引き受けない、
気にいらない仕事は露骨に表情に出す・・時間にルーズ云々・・
仕事を頼む側としては、少々のミスがあってもやる気の
ある人にやってもらいたいと思うのは人情だろう。
語学能力が高い人だったのに、もったいないが、hilfsbereit
の気持ちが欠けていれば日系企業でも現地企業でも長続き
しない。

人でも組織でも、この人とつきあえば(仕事をすれば)
メリットがあるから関わっていくのだと思っている。
メリットは物質的なこともさることながら、精神的なもの
、例えば笑顔や、そばに存在しているだけで和やかな気持ちに
なれるとか、そんな感じのものかな。

四六時中、hilfsbereit でいることは不可能だけど、フリくらい
なら俳優の気持ちでできるのでは。そうして振舞っていたら
自然と身に着くものなんだと思っている。


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