雑感
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2004年04月06日(火) レースとワッフルの街

ロッテルダムマラソンの帰り、ブリュッセルに立ち寄った。
予備知識も何もないままに、最初に気づいたのは甘い、
菓子の香り、ワッフルの匂いがどこからともなく立ち昇って
くるようだ。ワッフルに粉砂糖を雪のようにふりかけたり、
生クリームをちょこんと載せたのを食べながら歩いている
人がいる。

観光客でごった返している広場から狭い横丁を通り抜ける
とレースを売る店が何軒も並んでいる。一軒の店に入る。
真っ白なレースの、ブラウスや、ハンカチ、テーブル掛けが
ところ狭く陳列されて、レースとは縁遠い生活をしている
自分でさえ、一枚欲しいなと思えてくる訴求力はすごい。

小便小僧が立っている場所
はごく普通の建物の角っこにあり、思ったより小さかった。

ここからさらに広場とは反対の方向に歩いていくと、蜂蜜屋
があった。店内で、はちみつキャンデーを試食。黄金色の
一粒は確かに芳醇なはちみつの甘味がある。
1袋1、7ユーロ。19世紀からの老舗の貫禄のあるお味だった。
ついでに、花粉も購入。ヨーグルトに混ぜてはちみつをかけた
リッチな朝食になるかしら。

昼食に、テイクアウトで込み合っているサンドイッチ屋に
入った。大きなフランスパンに、肉や魚、野菜の具を注文
に応じてはさんで売っている。簡単なテーブルに座って、
レジでスパゲティ・ボロネーズの大盛りを頼んだ。
この量を確認してからサンドイッチを追加しようと思ったが
十分だった。深めの大きなグラタン皿にみっちりと入っている。
無料のフランスパンとチーズで、4人の胃袋を満足させる
味とボリュームで、この街がいっぺんで好きになった。

集合場所に向かうとき、もう一度ここに来れるかな、いや
絶対に来たいなと思った。


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