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2003年02月25日(火) |
あなたの批評はもういらない |
僕の友達を批判しないで 僕のアイデアを批判しないで 僕のライフスタイルを批判しないで
もうたくさんだよ、きみはただ批判したいだけなんだろ?
私の周りには「批評家」がいっぱいだ。 あれがだめ。これがだめ。 あんなんじゃだめだ。どうせだめにきまってる。 やっぱりだめだろうと思ってた。バカじゃないの。 だからだめなんだよねえ。
私は人の話を適当に聞き流すのがうまいようで、 自分の批評を聞いてもらいたい人がくっついてくる。 彼らは決していいところを見ようとしないし、 解決策を考える気もない。 批評家というよりか、批判家、 いや、悪口家というのが正しいかもしれない。
大抵の場合、彼らの言葉は誰かの受け売りだ。 だから、ちょっと弱い部分をつつかれると 実はどこかのえらそうな人が言っていたことだと言い出して 自分には責任がないかのように言い出したり、 逆にこちらのほうを攻撃してきたりするから困りものだ。 そういう話をするのが好きな人同士で 話すのは別にいいと思うけど、 こっちがぜんぜん興味がない話をするために よってこられても憂鬱になるだけだ。
私は人の顔や外見の欠点にはあまり興味がないし、 景気の上下には興味があっても 政治の裏側とかにはあまり興味がないから、 政治家が金を使いすぎだとか 今の警察はだめだとか言う気はぜんぜんない。
外見なんて生まれつきのものだし、 年とれば白髪やシワなんてあたりまえ。 ブスかハゲかなんて私が言うことじゃないし、 某女優さんの乳や尻がたれてるからといって 私の生活には何の影響もない。
彼らが批判してやまない政治家さん等の中には ちゃんとやってる人もいるのだから、十把一絡げに 「政治家は」「警察は」なんて批判したりしたら 気の毒だと思うし、一緒にされたらやる気をなくすだろうと思う。 よくない事件がおきているのは本当みたいだから 言うのはかまわないけど、 せめてその政治家の名前か警察署の名前を出して 批判すべきなんじゃないだろうか。
でも、そんなことは彼らには言わない。 彼らは自分の批評が一番だと思っていれば満足なんだから、 反論なんていらないだろう。
誰かと同じような意見であっても、 それがその人の意見なのであれば、批評を聞く気もおこる。 でも、彼らはただ言いたいだけ。 何かを批評して、けなして、 素晴らしい自分の「批評」に対する standing ovationがほしいだけ。 私はそんな話、別に聞きたくもないのにおかまいなしだ。
なぜだめなままなのか、解決するには どうすればいいのかと聞いても答えやしない。 言うのは別にかまわないから、 意見を交し合う気がないのなら どこか他でやってくれないだろうか?
私の耳が欲しているのは楽しい話や、いい話。やさしい話。 分かち合える話。人のいい部分を発見したという話。 偽善者で結構。私はよく知らない人の悪口を聞くのはうんざりなの。 でも、そんな話がはいってくるほうが少ないから、 私の耳は炎症をおこしかけている。 たまには「近所の梅がきれいだよ」くらい 言ってくれないもんかな。
彼らは自分の批評を聞いてもらえれば満足なようなので、 私に意見を求めることはまずない。 でももし、意見を求めてくることがあったら こういうつもりだ。
「わかったから、黙ってテレビでも見てれば? あんたの好きな批評がいっぱいだよ。(^-^)」
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