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| 2003年05月26日(月) |
愛されたことのない子供でも、走りたくなる気持ちは抑えられない |
少しずつ、感じていた。 あの人が誰かに似ていること。 でも、今の自分ではありえない。
それが誰なのか気づいたとき、 少しずつ気持ちに変化は訪れた。 でも、今さらそれを取り戻すことはできないと その考えを否定した。
昔の自分と同じような負けず嫌いな部分と 自信のなさを持っているあなたを見ているうちに、 自分がずっと変わりたかった、 いや、本当は障害や困難と戦う力を持っていた頃の 自分のままでいたかったことに気づいた。
元に戻る為の鍵のありかまで 光をあててくれただけでも 感謝しなくちゃいけないから、 あなたの幻影に頼るのはもうやめるつもりだ。
封じ込めていた過去の箱をあけてみると、 ずっと昔に障害にあたったときに 何度も心に念じていた言葉が出てきた。
「山や海も、自分にとっては道でしかない。 私なら、いつか乗り越えられるから。」
あの時、本当は怖かった。 だけど、ここで笑えなければ 終わりだと思っていたから、 走り出すのを止められなかった。
何度も押しつぶされていくうちに 立ち上がる力をなくしてしまったけれど、 もう一度挑んでみようと思う。
昔の自分に、もう一度会うために。 そして、なり得たはずの自分に会うために。
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