- different corner -
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| 2003年07月15日(火) |
開かない扉/negative girl(3) |
その扉のカギは、ずっと前から 開いていると思っていた。 でも、そちら側から開けてくれるのを、 ずっと待っていた。
だけど。 実際はカギは開いてなんていなかった。 不安を感じて扉に手をふれようとした瞬間、 「開ける気はない」と中から声がした。
相手からのあきらめの視線に 負けたくなかっただけなのかもしれない。 もしかすると、自分には開けられない扉はないと うぬぼれていたのかもしれない。
私が勝手に信じて、傷ついただけ。 むこうにしてみれば 最初から私の信頼を得るつもりなんてなかったのだから、 被害を訴えられても困ってしまうだろう。
それなら、時間をさいていろいろ話をしたのは なんだったのか、と聞きたい気分だけど、 どんな答えをもらったところで 何の解決にもならない。
いくら待っても扉が開くことはありえない。 それがわかったのだから、 今までのことが大した意味がなかったことくらい 誰にでもわかることじゃないか。
深追いはもうしない。
たぶん、それが一番いいのだ。
そう思って他の人と話そうとするものの、 私は自分の人の信じ方に疑問をもち始めてしまった。
90%以上信頼できると思っていた人や、 そういうこと自体意識していなかった人のこととの 関係にまで疑問を感じるようになった。
同じことが起こるのが怖くて、 重要な用事もないのに 誰かに言葉をかけることが できなくなってしまっている。
たぶん、今回のことが少し響いているだけで、 しばらくしたら元に戻れると思う。 でも、具体的な解決策がないから、 今の自分にはこのことを また頭の隅においやるくらいしかできることはない、
そのことが埃をかぶって見えなくなる頃には、 私ももとに戻っているだろう。
「裏切られた」と言って 相手のせいにしたがっている自分がいる。
でも、どう考えたって これは私が自分で勝手にやったことで 相手には何の責任もない。
たぶん、人を信じたことを こんなに後悔したのが久しぶりだから、 耐え切れなくて 誰かのせいにしたいだけなのだろう。
BGM : Too far gone - Todd Rundgren
「おまえって一人でなんでもやっちゃうから 頼られてるって感じがしない」
「どうせ、誰もいなくたって生きていけるんだろ」
「なんでそんなに素直じゃないんだ?」
「おまえって自分一人じゃ何もできないんだな」
「いいかげんにしろ。ベタベタしすぎ」
「もっと大人になれって。そんなに感情をむき出しにするな」
どちらも、過去に私に向けられた言葉。
どっちが本当の私かは、 私と深く付き合ったことがある人しか わからない。
BGM : Making Love in the Rain - Herb Alpert
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