- different corner -
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最近になって少しずつ自分の心と 口から出る言葉が一致してきたような気がする。
あまりにも決め付けられることが多かったから、 自分の本心なんてあってもなくても 意味がないと思っていた。 だから、問われると大抵答えに詰まってしまっていた。
それが、いつも誤解につながっていた。 何か隠してるんじゃないかって。 でも本当は、隠してたんじゃなくて 言う準備がなかっただけ。
誰も私の本心なんて必要としてるって思ってなかった。 だから、自分の気持ちを形にすることになれていないから、 普段は相手の決め付けに自分をあわせる準備しかしていないのだ。
なんて表現するのがいいのかよくわからないまま、 あせって貧弱なボキャブラリーで表現したら 自分の意志と少し食い違っていることがあって、 それが誤解を生んでしまうこともあった。
でも、言葉として出せるようにしていないだけで 本心がないわけじゃないから、 言葉にできていないそれと 相手の思った自分の意見とが一致しないと とても不満だった。
いちおう黙ってはいたけど、 それは相手に伝わってしまっていたのかもしれない。 だから私は、人と話せば話すほど わかりづらい人になってしまっていた。
言葉を出せば誤解を生む。 だからもう、誰も自分を信じなくていいし 自分も期待するつもりは ないって思おうとしていた。
でもやっぱり、私も温かい関係のほうが好きだ。 見下されたり冷たくされるより、 信じてもらえたり頼ってもらえるほうがうれしい。 同じ笑うなら、冷ややかな笑いより 楽しい笑いのほうがいい。
最近、人に頼られるようになって、 前のように「なぜ自分を頼るのか」と 考えていない自分に気づいた。 単純に自分が今まで彼らにしてきたことが 返ってきているだけなのだと 頭で考えなくても理解できるようになったのかもしれない。
自分のしたことがいい結果になって 返ってくるなんてあまり考えたことがなかったのだ。 だけど、いいことをすれば いいことが返ってくることもちゃんとあるのだ。
自分の気持ちをうまく表現するのに まだ慣れてないから、 まだこれから先何度も誤解されるだろう。
でも、傷ついてもいいとか 今は信じてもらえなくていいなんて もう思わないことにする。 そんなことは望んでいないってよくわかったから。
「求めないのは、それがあるのが 当り前の生活を体験したことがないから なんじゃないの?」
頼ったり頼られる関係。 気の合う誰かと楽しく過ごす時間。 それがある生活がなかったから、 今までずっと一人でいいと 思っていたのかもしれない。
あなたとも、素直な気持ちで話してみたかった。 だけど、あのときは 言ってはいけない気持ちを持っていたから そうすることができなかった。
何年かしたら、毎日話しているあの子と話すように あなたとも話せるようになるのだろうか。
BGM : Rewind - Euge Groove
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