| 2008年12月23日(火) |
Jユースカップ準決勝 C大阪−東京 東京V−G大阪 |
今年のJユースカップはなかなか足を運べなかった。グループリーグは例年関西開催のゲームは土日に分けて行われることが多く、両方観られたのだが、今年は日曜日のみ開催が多かった。決勝トーナメントも全日本ユース(U−15)を観たり、都合がつかなかったりで、今日が初観戦である。
C大阪は広島・神戸・愛媛と同じグループFを4勝1分1敗の首位で通過、千葉を1−0、柏を2−0で破りベスト4進出。 対する東京はクラセン優勝、全日本ユース(U−18)ベスト4、今大会もベスト4に進んでいることからも分かるように安定した強さを誇るチーム。大宮・横浜FC・山形・湘南と同じグループCを7勝1敗で首位通過、京都を6−2、横浜FMを3−1で破りベスト4に進出した。
Jユースカップ準決勝 セレッソ大阪−FC東京 11時 長居第2陸 晴れ ピッチ悪
C大阪 東京 −−−−−中東−−−−− −−−岩淵−−山村−−− −−−−−高橋�◆檗檗檗檗 檗檗檗檗檗檗檗檗檗檗檗� 丸橋−山口−−細見��道上�∋咳此飮暗跳次殃申亅∋該� −畑−原慶−−杉本�《貪牒^ど���藤原−畑尾−久保田 −−−−−一森�◆檗檗檗檗 檗檗檗檗欅羮紂檗檗檗檗�
●C大阪 GK 22 一森純 DF 26 夛田凌輔 20 杉本健勇 12 原慶 14 畑共哉 MF 8 細見諒 10 山口螢 19 道上隼人 11 丸橋祐介 FW 24 高橋直大 7 中東優治
リザーブ GK 21 石川雄一朗 DF 33 堀尾侑司 2 面家康生 MF 29 南佳介 FW 35 坂口豪 16 李大顕 9 永井龍
●東京 GK 1 井上亮太 DF 2 阿部巧 3 藤原広太朗 4 畑尾大翔 13 久保田大智 MF 7 山浦公裕 14 三田啓貴 29 平出涼 8 山崎侑輝 FW 10 岩渕良太 9 山村佑樹
リザーブ 21 崔創喜 12 須藤隆平 33 廣木雄磨 17 大貫彰悟 19 三田尚央 20 山口潤 22 重松健太郎
C大阪はU−16代表の長身CF・杉本をCB起用。長身選手をCF兼CBにすることが多く、現に中東もそのような起用をされてきた。ただ技術も高い杉本はSHで起用されていたが、CB起用はまさか、といった感じだ。ただ柏戦ではいいプレーを見せていたらしい。同じく1年生・夛田は運動量があり、攻守に絡める選手。トップ昇格の丸橋は左クロスが素晴らしく、相手を抜ききらないうちに上げてくる。トップ昇格の山口は技術と判断力があり、FWとしてもいい選手。細見は小柄ながら技術と献身性があり、チームに欠かせない選手。道上はスピードでサイドを切り裂く。FWはフィジカルの強い中東がタメを作る。
対する東京は現時点でトップ昇格の発表はなく、傑出した選手はいないが、粒揃い。例年運動量に支えられたプレスが売りのチーム。LBの阿部は素晴らしいスピードがあり、オーバーラップは脅威だ。畑尾は高さがあり、カバーに秀でた藤原とのCBコンビは鉄壁に近い。三田啓は左利きだが、右足でも正確にプレーをこなせる選手で、トップ下のポジションに入ったときは多彩な選択肢がある。元U−17代表・山浦は正確な右足クロスがある。今日は左ハーフに入っている。FW岩淵はU−17女子代表で日本人初の世界大会MVP・岩淵真奈の兄だ。なんて紹介すると、永里兄・妹・妹みたいで、兄のほうが目立たないように聞こえるが、兄も単独突破できるいい選手。
立ち上がり、東京が激しく仕掛ける。C大阪もよく凌ぎ、序盤に決定機はない。レフェリーはややC大阪に有利な笛を吹くが偶然だろう。9分、C大阪、カウンターで左の山口へ、これをいい判断で素早く右に展開し、道上シュート、GK好セーブ。決定機。13分、C大阪・夛田が無理なバックパス、GK一森に山村よく詰めて一森のクリアに接触。一森痛むが無事。東京のよさが出たシーン。20分、C大阪。空中戦のこぼれを山口ハーフボレーも上に外れる。押さえ切れず。決定機。23分、東京・岩淵が左から夛田・杉本をごぼう抜き、そこでDFの足に引っかかったに見えたが判定はPKとらず。守備の課題のある夛田とDF経験の浅い杉本が狙われた形。30分、東京・三田啓が凄い中央突破、細見をふっとばし、夛田をかわして左クロス、C大阪CKに逃げる。東京はFWとMFが適切な距離を保ち連動して攻める。37分、東京・三田啓が左クロス、岩淵がペナ内で受けるが、C大阪はシュートを撃たせず。38分、東京・岩淵が敵陣でボールを奪い山村へ、しかしこれもC大阪DFは撃たせない。41分、C大阪・山口が絶妙なサイドチェンジで右の道上に、阿部をかわし右クロス、ペナ内右よりで細見が受け少し浮いたパスを中東へ、これをシュートに行ったのか、たまたま身体に当たったのか、ふわりとGKの上を抜けてゴールイン。C大阪はラッキーなゴールだった。42分・C大阪・高橋→永井。突破力と決定力のある2年生だが、不調らしくスタメンを外れていた。42分。東京・三田啓が左足強シュート、GKセーブ。43分、東京・三田啓の左クロス、ファーで落としこぼれを岩淵が押し込み1−1の同点に。そのままタイムアップ。
手元集計でシュート数3対5、クロス数3対7、東京ペースだった。ただプレスでスタミナを消耗し、しかも準々決勝から3日しか経っていないので、後半運動量が落ちる可能性が高い。
ハーフタイムでC大阪・畑→面家。守備職人でCBも3バックのストッパーもボランチもこなす。
後半0分、C大阪・丸橋の左クロスを中東右に外す。決定機。3分、東京・久保田→廣木。こちらも守備職人だ。U−16代表だ不調らしい。8分、C大阪、右CKから丸橋左足で右クロス、中でヘッド、GK正面。15分、東京、三田啓のパスを後ろ向きで受けた岩淵がコントロールで杉本を外しシュート、決まって1−2。やや杉本のマークが甘かった。17分、C大阪・丸橋が山浦にかわされるところを倒し警告。19分、C大阪、カウンターから中東がポストプレー、永井が受けて左タッチライン際を突破、ペナ付近で藤原を外しシュート、決まって2−2.永井の高い能力が発揮されたゴール。21分、C大阪・丸橋の左クロスをファーの道上トラップミスで逸機。決定機になりかけ。直後に東京も山村正面から左に流れ山浦へ、シュートはDFに当たる。このあたりからC大阪ペース。左右からクロスが次々入る。30分、東京、C大阪ゴール前で数的優位を作るが防がれる。31分、東京・山村→22重松。直後にC大阪は細見がサイドチェンジで右に、道上がクロス、山口がインサイドで狙うが当たり損ねる。決定機。43分、C大阪・道上→35坂口。44分、東京・三田啓が右から中へドリブル、ヒールで落とし、誰かが右クロス、岩淵飛び込むも届かず。決定機。ロスタイム、C大阪・永井がペナ内で切れ込み決定的シュート、東京DFがライン上でブロック。決定機。このまま10分ハーフの延長に。
後半はシュート数10対8、右クロス4(2)対2(1)、左クロス6(2)対0。C大阪ペースになったが、東京もいい反撃はしている。
延長前半、5分、C大阪、左クロスを細見ヘッド、左に外れる。5分、C大阪・中東→16李。9分、C大阪DF、ペナ内でハンドに見えたプレーがあったが、主審に流される。延長前半終了。
ハーフタイムで東京・山崎→12須藤。2分、C大阪・山口から永井へ、ドリブルからシュート、決まって3−2。ここで電光掲示板の時間計時が止まる。故障かと思ったが、単なるミスかもしれない。C大阪・丸橋→33堀尾。RBに入る。それに伴いRBの夛田が左へ。4分、夛田の右CKを永井ボレーも当たりそこね。決定機。東京・三田啓→�餌膣咫�タイムアップ、3−2。
延長は前後半でシュート数4対2。C大阪ペースだった。
全体的にはC大阪が押していた。しかし2度のPKかもしれないプレーがあるなど、東京にも勝機は十分あった。東京は特に抗議などもなく、冷静によく戦ったと思う。今日のところはC大阪が上を行ったが、東京は十分な力があった。東京のFWがやや孤立した後半以降杉本はヘッドで次々にはね返し、東京のドリブルの形はあまりなく、持ちこたえた。永井は圧倒的だった。本当に不調なのか?東京では大学で即戦力になりそうな選手が何人もいた。畑尾・三田啓・岩淵あたりはかなりやりそうだ。
第2試合はともにクラセンベスト4で敗退したチーム同士の対戦。都並は都並敏史氏ジュニア、高木兄弟はプロ野球で名選手だったという高木豊氏ジュニア。東京Vは下級生が多い。G大阪は3年生主体で経験では上回る。
Jユースカップ準決勝 東京ヴェルディ−ガンバ大阪 14時30分 長居第2陸 晴れ ピッチ悪
東京V G大阪 −−−小林� 歐震遏檗檗檗 檗檗歛臘諭檗櫂屮襦檗檗� −−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−− 高俊��高橋� 殍厂遶々眩鵜 ̄Ш竿��‥鎮罅歐緻遶/戚� 都並�◆殃拭檗盜睫遶“�塚��岡崎−菅沼−−橋本−臼井 −−−−−本田−−−−− −−−−−森廣−−−−−
東京V GK 1 本田大雅 DF 29 八塚利朗 4 平智広 18 高野光司 34 都並優太 MF 2 高橋祥平 42 牧野修造 12 高木善朗 14 高木俊幸 FW 19 小林祐希 11 真野亮二
リザーブ GK 21 キローラン菜入 DF 5 キローラン木鈴 MF 17 窪田良 MF 40 聞き取れず MF 42 山浦新 FW 10 富所悠 FW 23 新村武玄
G大阪 GK 1 森廣泰彦 DF 8 岡崎建哉 4 菅沼駿哉 2 橋本純希 12 臼井健 MF 6 田中裕人 5 水野旭 10 宇佐美貴史 13 神門拓弥 FW 7 大塚翔平 9 ブルーノ カスタニェイラ
リザーブ GK 16 金谷和幸 DF 3 内田達也 DF 15 山田幹也 MF 14 関皓平 MF 17 大森晃太郎 MF 18 三ノ宮健介 FW 11 原口拓人
序盤はゆっくりした落ち着いた立ち上がり。第1試合と違い、あまり浮いたボールはない。8分、G大阪・ブルーノはポストに入り、ターンから30m弾丸ロング、上に外れる。スタンド大いに湧く。12分、東京V・高木俊シュートは左ポスト、跳ね返りを牧野シュート、上に外れる。18分、G大阪・宇佐美から左の岡崎へ、左クロスをブルーノがポストに入り落として大塚シュート、GK正面を突きはじく。完璧な形だった。20分、東京Vのパスを田中が完全に読んでカット、大塚へ、ドリブルで中央突破、最後のタッチが大きくなり、GK飛び出してシュートはブロックされる。こぼれをブルーノがシュート、左ポスト直撃。ピッチは風が巻いていて風向きがよく変わる。27分、G大阪・田中がまたしてもいい読みでパスカット、右斜め前の大塚へ、GKが前に出ているのを見て、ループを狙うが、思ったほど浮かずGK正面。29分、東京V・牧野→富所。31分、G大阪・宇佐美のロングフィードを高木善身体に当ててカット、シュートは惜しくも左に外れる。36分、宇佐美が左サイドで相手3人突破し、ゴールライン際からマイナスのクロスはカットされる。40分、G大阪・水野が右足アウトで左クロス中のブルーノに届かず。42分、東京Vスルーパスで菅沼が抜かれ、真野がGKとの1対1、しかしGK森廣これを冷静に動かず、うたれたところを好反応でセーブ。超決定機。前半終了。
前半シュート数は5対9、クロス数は10対8、両者チャンスがあったが、決め切れなかった。
後半立ち上がりは大人しい。9分、やわらかいボールを水野ヘッドで前方へ、ブルーノから左の大塚へシュートはブロック、決定機。12分、G大阪カウンター、左斜め前へのロングボールにブルーノが無理やり追いつく、DFをちぎり中の大塚へ、さらに右の田中に出し、これを決めて0−1とG大阪先制。総合力ではG大阪が上回るだけに、この先制点で勝負の天秤が大きくG大阪に傾くかと思われた。しかし14分、G大阪の左後方にボールがこぼれた際なぜかDFがぼーっとしていて東京V・小林が追いつき真野へ、これを決めて1−1に。G大阪は集中力を欠いた。その後、東京Vは都並(右利き)の左クロスをファーで富所がジャンピングハイボレーで狙うがヒットせず。26分、宇佐美のシュートがDFに当たりループになってゴールイン。1−2。26分、G大阪・神門→大森。神門はスピードを生かしたサイド突破は何度も見せていた。中に切れ込むプレーも出来るはずだが、この日はサイド専門だ。大森は左が得意だが、右サイドでも突破を見せる。35分、G大阪・臼井→山田。36分、東京VのDFのミス、大塚にスルーパスが通り1対1となり、これを決めて1−3。ほぼ勝負はついた。38分、高木俊強シュートもセーブされる。小林→山浦。この間東京Vにビッグチャンスがあったらしいが見てない。39分にも高木俊は強シュート、右上に外れる。高木兄弟は身体能力が高いが、兄は体幹が強そうだ。弟はスピードとサッカーセンスが売り。39分、G大阪・水野→関。左利きのゲームメーカー。42分、G大阪、左サイドでのボールキープから突破し、大塚の左クロスにファーの関が左足でボレーで決めて1−4。44分、東京V・高橋→�鰻ε帖�G大阪・ブルーノ→��原口。結局1−4でタイムアップ。
まあ実力どおりの結果だと思う。G大阪はサイドを深くえぐるシーンが多く、いい形になっていた。中盤インサイドはあまりパスセンスはないが、守備のセンスは抜群でリードすると強みを発揮する。さらに大塚・宇佐美・神門と単独で決定機を作れる選手がおり、ブルーノもすさまじい身体能力でゴールを奪える。タレントの差がチーム力の差となった。
しかし長居第2の枯れた芝は最悪だった。Jユースカップ準決勝という晴れ舞台にこの会場はどうかと思った。昨年の神戸ユニバーのほうがはるかにマシだ。堺にトレセンができれば、そちらでやったほうがいいのでは?関西で続けて欲しいが。
今年はユースも大学も関西勢のレベルが高い、と何度も言って来たが、大学は夏の総理大臣杯は大阪同士の決勝だったが、インカレはまさかの1回戦全滅に終わり、期待からすればイマイチの結果だった。ユースはクラセンがG大阪ベスト4、C大阪がベスト8、インターハイが大阪桐蔭ベスト8、全日本ユースが関西勢ベスト16と悪くはないが、イマイチな感じだ。しかしJユースは決勝が大阪勢決戦ということで、悪くない、いや最高のクライマックスとなった。ユース・大学あわせて期待ほどの結果にはならなかったが、まあ満足。
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