サッカー観戦日記

2025年10月07日(火) 滋賀国体(国スポ)バスケ競技少年男子決勝 福岡県−茨城県

この日は滋賀国体(国スポ)のサッカー競技ではなくバスケ競技を選んだ。高校バスケの観戦は田臥の能代工の3年連続三冠の時の3年時のウィンターカップ以来になる。会場は瀬田駅からバスで向かうアリーナ。X線検査がある。が、特に皇族は来ていないようだ。
国体バスケ少年男子は現在ではサッカーに準じて16歳以下となっている。決勝のカードは福岡県対茨城県。なお会場でプログラムを売っていないので選手名やデータは全く分からない。
高校サッカーと高校バスケの最大の違いは留学生。もともと留学生はサッカーが始めたものだ。50年代後半に札幌大がブラジル人留学生を始めて一般スポーツにも広がった。サッカーは世界中に手本があるから、国内において「初めて」の改革を行うことが多い。で、高校サッカーも留学生を始めた。15年位前までは青森山田などは有名だった。が、年々コストが見合わなくなる。サッカーは世界中にプロがある。来日するような留学生はその国でプロになれない、と判断されたレベルの選手だ。日本の育成がしっかりしてくるようになると、特に全国レベルの高校では留学生が決定的な存在ではなくなる。青森山田など全国レベルの高校は外国人留学生をやめた。今では全国になかなか出られないレベルの高校にしか見かけなくなっている。
が、バスケは事情が違う。バスケが世界に普及している競技か?というと多々疑問があるが、アフリカの素材は日本人選手を大きく上回る。そこで高校バスケではアフリカ人留学生中心のチーム作りをする。ビッグマンの存在は体格的にバスケに向いていない日本人にとっては大きな存在になる。留学生に投資するコストパフォーマンスがよい。

で国体少年男子決勝だが、福岡県に二人、茨城県に一人、留学生かどうか分からないが、アフリカ系の選手がいる。そして決定的な存在だった。福岡県のセンター14番とパワーフォワード13番、茨城県のセンター5番。日本系の選手が脇を固める。こうなるとビッグマンの数が2対1。これが決定的な差になる。福岡県の方が明らかに強い。あと茨城県は単独チームエントリーだが、福岡県は選抜チーム。つまりバスケに力を入れている高校が福岡県は複数ある。こういう差も出た。じわじわ差を広げて、第3ピリオドの頃には勝負がついている。結局、福岡県が完勝した。

さて、会場だがスタグルは全くない。無料ドリンク(水)はあったが。あとは商品を買え、というものだった。観客数は多かったが、行きのバスの様子から、明らかに動員だ。飲食事情は良くなかった。

撤退についてはシャトルバスというわけではなく有料だが、次々にバスが来て助かった。距離的に瀬田駅まで歩くには若干遠い。助かった。



 < 過去  INDEX  未来 >


T.K. [MAIL]