| 2025年12月14日(日) |
プレミアプレーオフ決勝 東山−尚志 愛媛−仙台 |
プレミアプレーオフ決勝、つまりプレミア昇格をかけた決戦はやはり広域公園の二つのピッチで行なわれる。出場する8チームはいずれも今季すでに観ている。となると見やすい第一球技場観戦が基本になる。 東山対尚志を選択。東山は関西だから当然見ている。関西在住の高校サッカーファンにとっては京都2強の東山と京都橘は毎年当然チェックしているチームである。対する尚志も全国高校総体でチェックしている。福島県の高校生は女子は今夏JFAアカデミー福島が全国制覇したが、男子はいまだ全国制覇経験がない。そんな中最も近い、というか現状で唯一福島県で可能性があるのが尚志高校だ。何度も全国ベスト4はあるし今夏もベスト4だ。現在全国高校総体は福島県固定開催なので、総体での全国制覇の可能性はかなりあるし、もとより全国大会ではなんども優勝候補に挙げられている。その高校がプレミア復帰を目指す。 プレミアプレーオフ決勝 東山高校−尚志高校 12月14日 11時 広島広域公園第一球技場 ピッチ良 晴 主審 平塚将哲
東山高校 尚志高校 GK 1 麻生太朗 GK 16 門井宏樹 DF 3 上山泰智 (Cap.) DF 2 木村心貴 DF 4 尾根碧斗 DF 3 西村圭人 (Cap.) DF 16 岩崎大雅 DF 4 松澤琉真 DF 20 深木陸人 DF 5 榎本司 MF 6 善積甲知 MF 6 小曽納奏 MF 8 林亮大朗 MF 7 臼井蒼悟 MF 11 村上絢哉 MF 8 阿部大翔 FW 7 中井真栄 MF 10 田上真大 FW 12 田中惺七 MF 14 若林衣武希 FW 19 岡本明己 FW 9 根木翔大 控え選手 GK 17 大石奨太 GK 1 赤根啓太 DF 2 中原悠真 DF 13 古堤幹大 MF 13 清水柚之介 DF 17 星宗介 MF 14 宮崎結士 DF 21 寺田悠真 MF 18 雪本迅之助 DF 23 中村快生 MF 24 中村海聖 MF 15 角虎一 MF 25 松山佑成 MF 18 村田柊真 FW 9 田村龍大朗 MF 19 大熊瑠空 FW 22 浜辺蒼空 FW 11 岡大輝 監督 福重良一 監督 仲村浩二
尚志 GK 16 門井宏樹 3年 180.68 クラブ・ドラゴンズ柏U−15 DF 2 木村心貴 3年 178.62 セレッソ大阪和歌山U−15 DF 3 西村圭人 (Cap.) 3年 177.68 アルビレックス新潟U−15 4 松澤琉真 3年 186.70 FC東京U―15深川 DF 5 榎本司 3年 175.62 川崎フロンターレU−15 DF 20 迫田悠聖 2年 177.65 1FC川越水上公園 6 MF 7 臼井蒼悟 3年 171.62 栃木サッカークラブU−15 MF 8 阿部大翔 3年 176.64 アトラエンセFC平塚 MF 10 田上真大 3年 172.64 シュートJrユースFC MF 14 若林衣武希 2年 170.60 シュートJrユースFC FW 9 根木翔大 3年 178.64 フットボールクラブフレスカ神戸 監督 仲村浩二
東山 七番十九十二 六番八番 十一三番十六四番二十 一番
尚志 七番九番十番 十四六番八番 二番三番四番五番
立ち上がり、東山が押し込む。尚志は落ち着いて対応。高校サッカーあるあるとして序盤は敵陣に蹴り込んで押し込みペースをつかむというのがよくある。東山はまさにそうだ。これに対し繋ぐチームはあまり蹴り返さず、押し込まれた状態で繋ごうとする。Jユースは大抵そうだ。Jユースならば技術も精神力もあるからいいが、このプレーオフで東山と当たった帝京や尚志は繋ぐチームながらJユースほどじゃない。残念ながら受け身の心理とミスが出てしまう。完全に東山が押し込んだ中、6分、スルーパスに�害�本が左隅に決める。1−0。その後も東山が押し込むが16分、尚志が裏に出したボールに東山キーパー�)秬犬�キャッチを躊躇して��根木が先に触り無人のゴールに流し込む。1−1。 さてこの試合の主審はファウルを取らないタイプ。それが出たのが20分、尚志�┛ど瑤�ラフプレーを受けて負傷(ノーファウル)して�雲韻妨鯊紂�これに伴い尚志は�雲韻鮑能�ライン中央に入れて5−2−3にプラン変更。これで一気にペースを奪う。圧倒的に繋げる尚志が支配する。 さて、序盤の展開が重要なゲームなのでここまでは個別評に触れていなかった。センターバックコンビは左の��西村が判断が早く�ぞ醤靴呂瓦弔�てフィードもある。この二人は守備力が高い。ボランチ��若林はミスが少なくて運べる。��田上はエース。仕掛けられるし飛び出す。左ウイング�П碓罎和�い。センターフォワード��根木は身体的には普通だが身体の使い方が良い。全体としてずば抜けた選手はいないが粒ぞろいである。強烈な個性とまでは言えないが、全員個性を発揮している。尚志というチームはサッカー留学で固めていて、それだけなら地方私学の強化あるあるだが、違うのは仲村先生が理想を捨てていなくて、高校サッカーの中でもパスをつなぐチームということ。福島県ではなかなか敗退しないから理想を追求できるという面はあるだろうが。 さて前半は尚志が攻め続け、東山GK�)秬犬�1対1の大ピンチを止める活躍もあって前半は1−1で終了。
後半も尚志の猛攻が続く。ハーフタイムに東山は左ウイングを代えた。そして立ち上がりまたも押し込み、ペースを握りに掛かる。尚志は崩して前が全開のシュートチャンスにまたも�)秬犬�立ちふさがり、今日大活躍である。そして66分、右を崩して��林が丁寧なミドルを叩き込み2−1。林はセットプレー担当なのだが、ミドルの名手でもある。以降尚志の猛攻が始まるが、東山は5バックでシュートを許さない。どちらが強いかというと若干尚志だったと思うが、東山は主審にアジャストしてファウル多めで潰し、また主審がファウルを取らないので効果的で、守備の集中を欠かさず、何とか2−1で逃げ切り、プレミアリーグ復帰を決めた。
東山は前回昇格したときは選手権予選で敗退した3年生を使わず、下級生で昇格した。今のプレミアリーグでそういう昇格はあり得ない。今年も東山は選手権予選で敗退しているが、3年生は勝って引退できた。
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さて第2試合は今大会最強クラスながら1回戦で消耗してしまった愛媛FCとクラブユース選手権全国準優勝のベガルタ仙台のカードである。試合前からベガルタ仙台がかなり優位とみていた。ベガルタ仙台の監督はJクラブでは実績を残せず、「加藤絶望」というあだ名すらある加藤望監督だが、東北に於いては恐らく戦力的に対抗できるのは尚志とモンテディオ山形だけで、今季は山形が崩れ、そして尚志に次いでプリンスリーグ東北2位でのプレミアプレーオフ出場を決め、1回戦では戦力的にそれほどでもない高体連の阪南大高と当たり破って決勝に進出した。プレミア昇格に向けて万事幸運の風が吹いている。
プレミアプレーオフ決勝 愛媛FC−ベガルタ仙台 12月14日 13時半 広島広域公園第一球技場 ピッチ良 曇り 主審 中山友希
愛媛FC U-18 ベガルタ仙台ユース GK 1 亀山雄汰 GK 12 渡辺航聖 DF 2 瑞慶覧長汰 DF 2 古川柊斗 DF 5 石原拍 DF 4 永井大義 (Cap.) DF 34 佐藤優馬 DF 5 今野翔太 DF 35 平野皓大 DF 21 石山葉琉 MF 6 田中碧 MF 7 浅尾涼太朗 MF 8 嵐亮太朗 MF 8 池田悠一 MF 11 浦添朝仁 MF 10 稲木康太 MF 20 仙波隼太郎 MF 47 小澤春太 FW 9 俵拓斗 FW 9 古屋歩夢 FW 10 青木壱清 (Cap.) FW 11 ピドゥ大樹 控え選手 GK 21 山田徠斗 GK 43 真尊ジョイ DF 3 塩見勇貴 DF 3 似内久穏 DF 14 齋藤佑人 DF 34 田中理士 DF 17 高須賀蓮 MF 6 松田匠未 MF 36 佐竹海力 MF 13 永守大宙 FW 15 玉城千也 MF 14 横山琉偉 FW 18 菅範十 MF 18 阿部琉海 FW 33 吉岡空叶 FW 20 佐々木亮 FW 37 石橋潤人 FW 23 大山真志 監督 北内耕成 監督 加藤望
愛媛FC 監督 北内耕成 前所属記載なしは愛媛FC U−15出身 GK 1 亀山雄汰 3年 182 プラシア山口 DF 2 瑞慶覧長汰 3年 164 ヴィクサーレ沖縄FC 5 石原拍 2年 182 アルコバレーノ 34 佐藤優馬 1年 170.1 サガン鳥栖 35 平野皓大 1年 170.59 09.09.25 FCフレスカ神戸 MF 6 田中碧 3年 172 8 嵐亮太朗 3年 170 サンフレッチェくにびき 11 浦添朝仁 3年 175 ヴィクサーレ沖縄FC 20 仙波隼太郎 1年 175 FW 9 俵拓斗 3年 172 プラシア山口 10 青木壱清 3年 176
リザーブ GK 21 山田徠斗 2年 183 DF 3 塩見勇貴 1年 180 14 齊藤佑人 3年 176 ガンバ大阪門真 17 高須賀蓮 2年 168 36 佐竹海力 163.54 09.04.06 セレッソ大阪 FW 15 玉城千也 164.59 08.05.01 ヴィクサーレ沖縄 18 菅範十 171.62 08.10.08 33 吉岡空叶 172.62 08.08.23 サンフレッチェくにびき 37 石橋潤人 174.57 09.11.20 レオSC
ベガルタ仙台ユース 前所属記載なしはベガルタ仙台ジュニアユース出身 GK 12 渡辺航聖 180.73 08.06.26 青森FCジュニアユース DF 2 古川柊斗 170.73 07.12.13 DF 4 永井大義 (Cap.) 185.79 07.11.19 S・F・Cジェラーレ DF 5 今野翔太 176.71 07.12.10 DF 21 石山葉琉 179.70 08.07.28 MF 7 浅尾涼太朗 168.63 07.07.14 バディージュニアユース横浜 MF 8 池田悠一 172.66 08.01.10 アリバSC MF 10 稲木康太 179.75 07.10.30 成立ゼブラFC 47 小澤春太 172.55 10.04.12 ベガルタ仙台ジュニア 注、まだ中学生 FW 9 古屋歩夢 177.77 07.05.09 FC多摩ジュニアユース FW 11 ピドゥ大樹 184.82 07.08.06 三菱養和SC巣鴨ジュニアユース
控え選手 GK 43 真尊ジョイ 185.76 09.04.07 横浜FC鶴見ジュニアユース DF 3 似内久穏 174.71 07.04.09 34 田中理士 MF 6 松田匠未 164.64 07.07.14 MF 13 永守大宙 184.75 07.07.19 CAボカ ジャパン MF 14 横山琉偉 175.69 07.09.13 MF 18 阿部琉海 170.64 07.04.08 FW 20 佐々木亮 172.73 08.12.27 23 大山真志 170.68 08.06.17 ヴェルディSS小山 監督 加藤望
愛媛FC 十番九番 六番八番二十十一 三五五番三四二番 一番
ベガルタ仙台 十一九番 七番八番十番四七 二一四番五番二番 十二
愛媛FCの選手評は二日前分の観戦記に書いているので省略。 GK��渡辺は反応が良いタイプ。キックも正確。サイズが足りないからアマチュア向きだが大学ならやれる。右サイドバック��古川は速い。そしてタフ。古典的なサイドバック。左サイドバックの㉑石山は左足の名手。守備も計算できる。たぶん一昔前ならトップ昇格したのだろうが、今のJのレベルなら何とも言えない。左センターバック�け憤罎魯肇奪彎些福�レフティでゴツくて潰せて運べる選手。クラブユース選手権では失点につながる致命的なミスをしてしまったが、やはり上手い。寄せ方にセンスがある。パワーについては愛媛FC��俵がごつい選手じゃないのでいまいちわからないが、完勝していたし、肉弾戦だけでなく、ムービング系FW相手でも上手く対処していた。相方の�ズL遒皀潺垢�ない。大学ではボランチかな?右ハーフ㊼小澤は確かに上手いが仕掛けられず、あくまで中継役としてプレー。��古川を生かしていた。途中からボランチに。��稲木はボランチスタートで途中から右ハーフへ。屈強で潰せるし仕掛けて突破もできる。彼は大学経由でプロの可能性もありそう。いや、ほかの選手にもプロの可能性を感じるが、彼は特に将来性がある。真面目なのかな?4破天荒ではなかった。��池田は下がってビルドアップ。�Ю�尾は仕掛けられるし、カットインできるし、㉑石山を生かせるし、やはり能力が高い。2トップの��古屋はクラブユース選手権決勝では鹿島の2種にしてはパワフルすぎるセンターバックコンビに潰されたが、光る点はあった、という印象だった。トップ昇格。この日はパワーで愛媛�ダ亳兇鮠絏鵑蝓�安定したポスト、工夫ある動きとトラップ、しかも仕掛けられるし視野も広い。ちょっと別格だった。相方の��ピドゥは下がってポスト。トラップも正確。古屋と比べると若干トラップも身体も堅いかな?肉体的に恵まれているだけに大学に行けば即Aチームに入れるかもしれない。もう少しアイディアを出したい。
さて試合は序盤から仙台が押し込む。9分、㉑石山の左足右コーナーが正確にファー寄り��ピドゥの頭に合い0−1と先制。12分にも押し込んでこぼれを密集で��古屋が持ち込んで決めて0−2。22分愛媛FC��青木からこぼれを��俵が蹴り込み1−2。以降も仙台が押し込む。しかし愛媛の��青木のドリブルが止まらない。前半は1−2。
後半も仙台が押していたが、双方決められない。ゴール期待値は双方かなり高かったが、決定力を欠いた。㊼小澤もスタミナがなく後半早めに交代。そして愛媛FCが左でためてポケットにインナーラップする動きを多用すると仙台が対応できない。サイドハーフがカバーするのか、ボランチがカバーするのか整理できていない。��稲木も限界で交代。また仙台も相当疲れているみたいで運動量が落ちる。愛媛FCも限界近いはずだが死に物狂いの猛攻を見せる。右は右で��浦添が異常にタフだ。彼の精神力はプロ向きかも知れない。しかし結局猛攻実らず1−2でタイムアップ。ベガルタ仙台がプレミアリーグ昇格を決めた。
最初にも書いたが、万事ベガルタ仙台が初昇格する流れだったと思う。力そのものは恐らく清水エスパルスや愛媛FCに一歩譲るが、組み合わせやこの試合での愛媛の決定力など、すべてが仙台に傾いていた。Jユースはプリンスリーグに所属していればプロ育成機関として問題はないが、プレミアリーグならばさらに得られる経験が違う。来期残留できるかは分からないが、来シーズンのベガルタ仙台は濃厚な経験を積めるはずだ。
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