| 2026年03月20日(金) |
京都府1部リーグ 大谷−城陽 福知山成美−立命館宇治 |
高校サッカーで府県内トップクラスを見る方法はいくつかある。総体や選手権の準々決勝を観るのは一つの手だが、春先に観たいとなると府県リーグ1部に行くのが手っ取り早い。観客席は芝だが、前日雨のため湿っている。ジーパンとはいえ、なかなか座りにくいコンディションだ。
さて京都府1部リーグは3月に開幕する。太陽が丘開催のこの日、体力を考えながら見ることにする。第1試合は現在京都で成長著しい大谷と古豪で公立ながら全国経験のある城陽のカードだ。
京都府1部リーグ 大谷高校−城陽高校 3月20日 10時 太陽が丘球技場A 人工芝 前日雨の曇り
大谷 七番九番二三 六番八番 十六 二四十五二番二十 一番
城陽 十一二十 八番六番七番 九番五番四番三番二番 一番
城陽は新チーム立ち上げが早いのか、連携と戦術浸透度で大谷を凌ぐ。右ストッパー3番はロングスローと右コーナーを蹴る。中盤インサイド6番は一番うまくて右足フリーキック担当。基本的に引いてカウンターが狙いだ。 大谷は4−3−3で自陣からビルドアップするのは例年通りなのだが、技術的にもミスしてしまい、連携もよくない。そもそも個の能力は高いとはいえ、東山や京都橘の2強ほどじゃない。高校サッカー史上おそらくもっともスローなビルドアップで丁寧につないで相手を翻弄して完全に崩して得点したいが、現時点での力は城陽と互角だ。センターバックと引いてきたアンカー16番は城陽2トップが追いかけるとミスが出てしまう。8番はトップ下とも表現できるくらい中に入る。その場合、6番と16番のボランチともいえるだろう。左ウイング7番はレフティで速い。6番はキーパーソンでビルドアップに引いてm攻撃の厚みを加えるため上がり、大谷の手綱を握る。 さて20分過ぎ、大谷がカウンター7番が左を上がり、よく見えていてサイドチェンジ、8番が運んでシュート、城陽キーパー弾くも9番が詰めて先制。上手くビルドアップできない流れだったが、個の能力差からカウンターがさく裂した、以降もビルドアップしたいが上手くいかない大谷と、引いてカウンターだが前線が前から追うため運動量が増える城陽という流れ。決定機が少ないまま後半も時間が流れ、結局1−0で大谷が勝った。
京都府1部リーグ 福知山成美高校−立命館宇治高校 3月20日 12時 太陽が丘球技場A 人工芝 前日雨の曇り
福知山成美 十番六番 十一 二番八番九番 四番五番七番三番 一番
立命館宇治 五三七七五五 十番八七六六 三番二三二七三一 一番
福知山成美は10番がアフリカ系。外国人留学生を今でもやっている高校の一つだ。ハーフなのかもしれないが。そしてこの彼はピッチ内でプロ意識に近いものを感じた。サッカーでのし上がっていく強い意志を。スピードと高さがあるが、タフにボールを追い、気迫に満ちていた。福知山成美はいまどきめったに見ない中盤ダイヤモンド型で小柄なトップ下11番をよほど信頼しているのだろう。確かに上手いが負担がかかりすぎた。 立命館宇治が今でもサンガから指導スタッフを派遣されているはずなのだが、提携し始めたころはJアカデミーらしからぬ、蹴って走るサッカーだったが、今では自陣からしっかり繋ぐスタイルになっている。そして開始早々、福知山成美がペナ内でファウルで止めてPK。これを立命館宇治10番が決めて0−1。福知山成美も10番が高い打点のヘッドを決めて1−1に追いつく。しかし立命館宇治が右コーナーからヘッドで1−2と勝ち越し。前半は1−2。
後半は福知山成美がビルドアップ時にDFが目の前の立命館宇治7番にパス、そのまま突っ込みゴールで1−3。しかし福知山成美も右コーナーからヘッドで2−3と追撃。福知山成美ベンチの「いいサッカーしようというのはちゃうで」という言葉がこのチームを象徴しているだろう。福知山成美は勝つサッカー、全国に行って学校をアピールせねばならない。そのために外国人留学生や国内留学生を福知山に集めている。ここで空腹から会場を後にする。最終スコアは2−5だった。
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