サッカー観戦日記

2026年05月10日(日) U18女子関西リーグ 大阪学芸−神戸弘陵 WEリーグC大阪ー広島


来年は女子サッカーにとって大きなトピックがある。高校生女子は普段リーグ戦を行っている。現在は最高峰が地域リーグだが、来年度から全国リーグの女子プレミアリーグが発足するのだ。関西からはセレッソ大阪ガールズ、INACレオンチーナ、大商学園がストレートインで参加確定、その他については今期関西で上位に入り、プレーオフで来季の参加が決まる。女子競技の全国リーグはバスケに次いで2競技目になる。ただ女子バスケの全国リーグを調べてもらえばわかるが、ホーム&アウェイでの全国リーグなので規模はまるっきり違う。層の薄い女子サッカーにとっては地域リーグと全国リーグの差はかなり大きくなる。お金はかかるが強化への貢献度は劇的に大きくなる。私は第1回大会マニアなので、女子プレミアリーグ開幕戦はむろん関西でも開催されるだろうから、男子のプリンスリーグ関西や関西学生リーグの開幕戦を差し置いても女子プレミアリーグ開幕戦を観に行く予定である。そして女子プレミアプレーオフももちろん第1回大会なので観に行く。

さて、U18女子関西リーグは前身は高校女子サッカー部によるプライベートリーグだったのだが、その時代は観てなかったが、オフィシャル化してからの第1回大会からは観ている。今期の観戦プランを立てた際はINAC対セレッソ大阪を考えたが、女子プレミアリーグへのストレートインが発表され、今期の順位が無関係であることが分かった。こうなると今期の優先順位は落ちる。何なら冬に観ればいい。ということでプランを変更し、女子プレミアリーグプレーオフ参加を狙うチーム同士のカードを選んだ。大阪学芸はいまだ全国制覇未経験だが、全国トップクラスの力がある。だが大阪府は激戦区で何なら昨年度総体全国制覇の大商学園もある。対する神戸弘陵は兵庫県では日ノ本学園と並ぶ強豪で、何なら近年は優位に立つ。とはいえ大阪学芸には劣勢だろうと予想がつく。

U18女子関西リーグ
大阪学芸高校−神戸弘陵高校
5月10日 9時 南津守 人工芝 晴れ

ゴール裏観戦であり、逆サイドゴール前は遠すぎて混戦は良く見えない。

大阪学芸
十三
十八
三五五五四十三六
三番二番四一三九
二八

神戸弘陵
三三六番
三六九八十四二四
六八十一二二十七
二三

大阪学芸は全体的に上手いのだが中盤が強力。左の35番はドリブラーでタテにも中にも抜けるがタテの迫力が素晴らしい。ちょっと止まらない。もし日本女子高校選抜があれば推薦したい。55番は力強くてゴール前に現れる勢いがある。40番はキープ力と高いテクニック、パスが出せて運べて突破もできる、チーム1の上手さがある。キャプテンでもある。本来なら10番をつけるはずだ。36番はレフティ。両足使った細かいタッチと大きな切り返しでカットインを狙う。35番に次ぐ突破力がある。上手い一方でこの中盤には前進ルートがなく、個々の技術に依存している。バックラインは2番がレフティ。41番もミドルパスなら出せる。1トップ13番は大柄ではないが競り勝てる。大阪学芸は全体的にデュエルを教えられており、競り勝てる。18番も決めに行く迫力がある。

神戸弘陵はまずキーパーが反応が良い。33番は強くて速い。しかしまず技術で落ちてリクルートに強くないことがうかがえる。さらには局面で戦えていない。これで日ノ本より優勢とは思えない。今年のチームはあまり強くないのかもしれない。ただチームとしての戦い方は33番を大阪学芸の左サイドバック3番と左センターバック2番の間に走らせ、連携の悪さを突く狙いでまとまった。ミドルパスの精度はある。

立ち上がりから大阪学芸が押し込み、反対側のゴール前で進む。18分、押し込んで神戸弘陵キーパーが目の前の大阪学芸55番にパスしてしまい、決められる。1−0。しかし25分、神戸弘陵33番がまたも大阪学芸左サイドバックと左センターバックの間を突き、切れ込んでこぼれをセンターフォワード6番が決めて1−1。飲水タイムを挟み、37分、大阪学芸55番が中盤から加速して中央突破、キーパーとの1対1で脇を抜き2−1。終了間際にも誰か決めて3−1で前半終了。

後半13分、18番が右から切れ込み決めて4−1。後半も大阪学芸の猛攻が続き、神戸弘陵はたまらず5バックにする。

二四
三三十八十四八番
十番六八十一二二十七
二三

神戸弘陵バックラインは高さがあり戦える11番とキャプテン17番が健闘していたが、チームとしての差はいかんともし難い。
41分、大阪学芸右サイドバック39番が深くまで切れ込みクロスが神戸弘陵に当たってループでゴールイン。神戸弘陵も1点返し5−2とするが、後半48分、クロスを神戸弘陵キーパーが鋭い反応でジャンプしてキャッチするが落下したさい零してしまい、9番蹴りこみ6−2で大阪学芸が圧勝した。

やはり大阪学芸は強かった。もし全国に出れば間違いなく優勝候補だ。ただ大阪府を突破するのはかなり大変だ。全国高校総体は1県1枠ではない。近畿大会で2位以内に入る必要がある。大阪府と兵庫県は別の山のはずだ。もし同じ山なら神戸弘陵は大阪勢を倒すのはなかなか難しい。仮に兵庫県を突破してももし京都府と同じ山ならおそらく京都精華という難敵が待つことになる。


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基本的にプロサッカーはJ1J2J3もWEも毎シーズン各1回は行くようにしている。1回行けばまあ満足してしまうので2回目はなかなかないのだが。女子のプロサッカーWEリーグの場合、関西ではINAC神戸とセレッソ大阪なので、どちらか?という話になる。
で先行しているINACは確かに強いのだが、プロサッカーとしてエンタメ化は遅れている印象がある。プロサッカーはサッカーだけで惹きつけるものではない。いかにヌルイファンを呼ぶか?私の大雑把な印象ではスタグルやマスコットやイベントが肝要だ。WEリーグはJ3から観客数や経営規模で差をつけられている。つまり「街のお祭り」としての訴求力が落ちるということだ。
その点ではINACよりもセレッソが優る印象だ。この日は大阪府4種(小学生選手)が招待される。ジーコ曰く、「上達には本物を観ることだ」とのことである。いうまでもなくWEリーグは技術・戦術的に極めて高度なレベルにある。確かに男子サッカーとは身体能力差はある。しかし小学生にとって身体能力というものは学びにならない。プレーのクオリティを学ぶ意味ではWEリーグは最適だろう。
この日は長居の桜スタジアムで開催される。ネーミングライツは変わったが、本観戦記ではクルクル変わるネーミングライツ表記はしない。
試合開始2時間前、入場待機列でスタグルの前が防がれ、近づきにくい。ビールも飲みたいが無理だ。ゆっくり待ってインド人が作ったキーマカレーを買って、入場し、さらに場内で生ビールを買う。カレーは千円でたっぷりだが、生ビールは一杯で750円もする。これを結局2杯買った。

WEリーグ
セレッソ大阪ヤンマーレディース−サンフレッチェ広島レジーナ
5月10日 14時 桜スタジアム ピッチ良 晴れ 主審 田澤友梨奈氏 9552人

セレッソ大阪ヤンマーレディース
サンフレッチェ広島レジーナ
GK 41 名和咲香  175.66
DF 3 米田博美   169.57
DF 17 中谷莉奈  166.53
DF 34四本帆夏   164.58
MF 5 浅山茉緩   167.59
MF 11 宝田沙織   169.61
MF 13 百濃実結香  149.44
MF 14 高和芹夏   157.50
MF 18 宮本光梨   150.47
MF 29 和田麻希  169.49
FW 10 脇阪麗奈  160.51
控え
GK 21 山下莉奈  170.65
DF 4 筒井梨香   169.70
DF 7 荻久保優里  162.54
DF 16 中西ふう  160.50
MF 6 松本奈己   162.55
MF 26 北原朱夏  153.49
FW 28 田子夏海  160.59
監督
松田 岳夫
赤井 秀一

GK  1 木稲瑠那   177.74
DF 25塩田満彩   166.60
DF 33 朝倉加奈子   163.57
DF 5 市瀬千里   167.57
DF 15 藤生菜摘   162.53
MF 8 小川愛    162.52
MF 23 柳瀬楓菜   153.51
MF 9 上野真実   167.59
FW 30 李誠雅   167.59
FW 17 神谷千菜   165.54
FW 11 中嶋淑乃   161.48

GK 32 石田ひなは   171.63
DF 38 嶋田華     170.62
MF 7 伊藤めぐみ   150.48
MF 14 松本茉奈加   165.54
MF 18 渡邊真衣   157.52
MF 20 島袋奈美恵   156.54
FW 28 古賀花野   166.59


セレッソ大阪
十番十四
十三十八十一二九
十七三四三番五番
四一

サンフレッチェ広島レジーナ
十七
十一九番二三三十
八番
十五五番三三二五
一番

プロの試合は酔ってまったり観るので大雑把に。セレッソは4−4−2で��脇坂は1トップ気味で走り回る。��高和はトップ脇と言いたいが変化をつけられない。��百濃はスピードでかき回す。��宝田は高校生時代は点取り屋で大人になってからセンターバックになり海外でもそうで、今はボランチか。体格があって技術もある。しかし体格の割にミドルパスや展開がない。相方の�乙榾椶倭�り回る。右の㉙和田はタメを作る。速いし守備時はバックラインに下がり5バックになる。スケール感は素晴らしい。�叡翆�の守備はまあまあ。㉞四本はまあまあ耐えられてカバーもいい。高校生。�J禿弔牢粟�度の高いセンターバック。�ダ�山はスピードで負けていた。キーパー㊶名和はすごいですね。劣勢のゲームで存在感がすごかった。特にハイボールの処理が良かった。
チームとしては名将・松田監督の力量をもってしても戦力足りてなくてビルドアップを仕込めず、ロングフィードもなかったが、守備の組織は抜群で闘争心も十分だった。FWは相手CBを追わず、ボランチへのパスコースを寸断してカウンター狙いだった。


サンフレッチェはCBコンビの�セ埓ァ�㉝朝倉は守備は固いがビルドアップはイマイチ。市瀬はカバーもよかった。で、�┥�川が引いてビルドアップするのだが、この小川がうまくてクレバーで止まらなかった。ミスはないし見えているしセレッソとしては小川を何とかしないと苦しいが4−4のブロックを敷く以上、小川を観るのはFWしかないが、巧みに視野から消えて受ける。左サイドバック��藤生はレフティで守備が固い。右サイドバック㉕塩田は攻撃的。左インテリオール��上野はクレバーでポジショニング抜群。いい距離感で連動して機能する。左ウイング��中島はタテの突破が止まらないし中にも切れ込める。セレッソにスペース消されてもなんとかできる。右インテリオールの㉓柳瀬は運べる。右ウイング㉚李はイマイチだったが、左サイドは接近して右は単独突破が期待されているようだ。センターフォワード�運醒�は高さで優位に立つが絶対的ではなく、後方に逸らして味方に飛び出してほしい。
サンフレッチェはビルドアップを仕込まれていて、戦力で優ることもあってチーム力で上回った。若き名将の赤井監督らしいアグレッシブなチーム。守備も前から行く。が、1トップなのでプレッシングはかかりにくく、ボランチへのパスを狙う印象。嵌めに行く守備だが、前の人数は揃っていない。だがスローなカウンターのセレッソに攻撃をさせなかったのはプラン通りか。

広島優位ながらセレッソも耐える。広島はリスクを冒さずこのまま行けるという読みか。セレッソは70分に�づ�井をセンターバックに入れて明確に5バックにして引き分けを狙い、きっちり耐え抜き、強敵相手に見事引き分けた。



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