サッカー観戦日記

2026年09月12日(土) 四国大学リーグ 愛媛大−高松大 聖カタリナ大−四国学院大

コロナ禍以降加わった観戦の一つに「地方大学サッカー」というものがある。つまり関西・関東・東海・九州以外だ。大学サッカーは地方については1強か、せいぜい2強
であり、年間通して行われるリーグ戦の価値は最強チーム決定という意味ではあまりなかった。そのため私も地方については以前は関西開催だった総理大臣杯で必ず高知大や仙台大、北海道勢などを優先して観ていた。当時はそれで十分だったと思う。しかし近年地方の大学リーグが充実してきて、リーグ戦の体をなしてきた。例えば東北は長らく仙台大が最強だったが、生観戦歴がないまま岩手県の富士大が全国制覇してしまったが、それは東北地区大学リーグが充実してそこで力をつけたからのはずだ。

今回足を運ぶ四国大学リーグは野地先生の定年とともに高知大の1強が崩れ、全国制覇の可能性のある大学も無くなったが、全体のレベルは上がり、リーグ戦としては充実してきた。昨年度インカレの高松大の躍進はその象徴である。現在リーグ戦を高松大がけん引しているが、ほかの大学もしっかりと追っている。高知大1強時代は毎年高知大が圧勝していて、リーグ戦の意味が分からず、足を運んだこともなかった。

会場は広域合併で松山市となった伊予北条だ。大阪からは夜行フェリーのオレンジフェリーを使う。22時に大阪南港を出港するが、20時から乗船できる。乗船すぐ鯛めしをレストランで食べる。オレンジフェリーのレストランは狭いが、何とか席を取り、食べ方ガイドに従いありつく。鯛めしは本場宇和島でも食べたことがあるが、味覚がろくに成長していないので、オレンジフェリーの鯛めしが上等なもののように感じる。食べたら一息つく。オレンジフェリーは全室個室なのだ。そして風呂に浸かり、就寝。

翌朝6時に東予港に着く。もちろん「伊予の東」だから東予港だ。無料バスで今治に向かい、そこからJRに乗り換えて伊予北条の一つ手前の駅で降りる。そこから徒歩で会場に向かう。この日は雨で、なかなか過酷な観戦になることが予想された。

四国大学リーグ
愛媛大学−高松大学
9月12日 11時半 北条スポーツセンター球技場 人工芝 雨


愛媛大
GK  1 片山寛樹    2年
DF  3 岡崎広明
    4 湯川剛    2年
    5 熊谷陸仁   2年
    9 沖本未來  2年
   24 遠藤優仁  1年
MF  6 真部有弥
    7 大磯勇真
   25 花岡蒼空  1年
FW 10 渡部総
   11 中山恵太
監督 沖西海青

高松大
GK 21 白川悠人  1年
DF  3 藤原大空  1年
    4 武知功己  1年
    5 野村悠牙  1年
MF  6 松原亨輔  3年
    7 多田侑磨
   10 矢野瑛吉
   17 山本輝   1年
   24 室井壮太  1年
FW 11 秦隆斗
   14 久��庵道  2年
監督 吉田明博

愛媛大
九番十一
十番七番二五
三番四番二四五番六番
一番

高松大
十一十四
七番十七
十番六番
四番三番五番二四
二一

開始すぐ、高松大の左コーナー、6番が蹴り、真ん中至近距離で10番がヘッド。このヘッドは打点高かった。これで0−1。

高松大はまず目につくのが10番。中背だが身体能力が高く、空中戦ではバネがある。愛媛大の長身センターフォワード9番が引いたときは高松大10番がつき、エアバトルを演じる。技術もある。身体が強くて技術もあり戦術的にも要だ。プロに行くとしたら彼だろう。矢野瑛吉。センターバックコンビは高くない。高さでは愛媛大9番に負けている。サイドバックも特にうまくはないが、ベンチは「サイドバックが点を取れ!」と叫んでいる。6番はセットプレー担当。守備でも常にアラート。番号的に本来は10番よりも後方で守備的な選手かと思った。無難なパスは出せるが仕掛けは少ない。7番はキャプテン。声は出る。が、愛媛大5バックの前になかなか突破できず。とはいえスピードがあり、ドリブルはチームナンバーワン。右の17番はレフティ。しかし7番以上に突破できず、特にタテがないのでバレているカットインだけでは厳しい。11番はポスト役で受け方が良い。14番は裏抜けを狙いたい。
全体のレベルとしては今年もインカレのグループリーグ突破が最大の目標と言ったところか?決勝ラウンドに進む力はある。またそれに備えてチーム内に緊張感もある。部員数40人というのは部員を絞っているのかな?まあスタッフの目が届き、チームに「ヌルさ」をもたらす要因は防げるだろう。

愛媛大についてはセンターバックを中心に体格が良い。大柄な選手起用プラスフィジカルトレーニングの成果だろう。5バックで守るが、跳ね返すだけとはいえ、体格で優るバックラインは守るだけ、に専念している。開始早々の失点で、試合の関心はいかに耐えるか、に移った。

37分、高松大、左クロスに中で競って11番押し込む。0−2。前半は0−2。

前半で気づいたことだが、まず四国大学リーグを捌く2級主審は関西よりも落ちる。というか地方の2級主審はどうしても関西よりも落ちる。同じ基準で2級に上がってない。技術もそうだがゲームコントロールもまずい。さらには高松大がテンションの高いチームということもあって、マナーが悪い。主審がコントロールしづらそう。つまり審判員を育てる試合かどうかが疑わしい。むしろ審判員が自らの仕事を嫌になる、そういう試合だ。そういう試合ばかりだと、四国では審判員のなり手も減り、ますますレベルに難を抱えることになるだろう。

雨も収まって起きて、高松大が回し始める。もとより繋げるチームだ。全国レベルだと前進ルートがないので、10番と6番からサイドに出すくらいしかできないかもしれないが。この試合でも愛媛大の撤退守備の前に崩しきれないが、少しずつ愛媛大のスタミナを削る。そして終盤には愛媛大の足が止まり、84分、6番の右クロスを10番ヘッドで0−3。88分、6番の右コーナーキックをニアで10番ヘッド。0−4。結局高松大が順当に勝利した。



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第2試合も地元愛媛の聖カタリナ大がホーム側。高校には愛媛FCユースの選手が通っており、大学にも進むという話だが、愛媛FCユースは地元だけでなくあちこちから選手を集めるので、愛媛の大学にはそうは進まないのでは?それに高いレベルにある愛媛FCユースならば、もっと知名度の高い大学からも声がかかりそうだ。

対する四国学院大は香川県の大学。かつての香川西高校が四国学院大香川西と名乗るようになって、高校サッカーファンでも一定数知っている人はいるだろう。香川西の大浦先生が総監督をしているはずだ。香川西高校は香川県で初めて各地からスカウトして選手を集めて勝利に一直線というスタイルで全国に出るようになったが、大学のほうも勝利に一直線というスタイルである。

四国大学リーグ
聖カタリナ大学−四国学院大学
9月12日 14時 北条スポーツセンター球技場 人工芝 雨のち曇り




聖カタリナ大
GK  1 小林虎   3年
DF  2 清家颯太
   22 川口快人  1年
    5 赤松千翔  2年
    4 森誠也
MF 24 南隆心   1年
    6 中野汰香  3年
   14 宮川博登  3年
   11 三上櫂里  3年
   26 吉留幸志  1年
FW 10 福田稜太  
監督 朴聖祥


四国学院大
GK  1 米田幹汰  2年
DF  5 森本泰成
    4 佐藤暖   1年
   25 伊藤太獅  2年
MF  3 梶田璃愛  
    8 真田健心
   11 高見瞳真  3年
    6 田上崇斗
FW  9 平山琥珀  2年
    7 吉屋遼   3年
   10 中西拓斗
監督 宮崎貴史


聖カタリナ大
十一十番
二六六番十四二四
四番五番二二二番
一番

四国学院大
七番九番十番
十一八番
六番二五四番五番三番
一番

開始早々、聖カタリナ大が華麗な繋ぎを見せ、素早い判断でパスを通す。これはレベルが高いと思った。5分、��三上の右クロスを㉖吉留が決めて先制。7分、四国学院大�┸薪弔留Ε魁璽福爾�ピンポイントで�タ綱椶帽腓ぁ■院檻韻瞭嬰世法�すぐに聖カタリナ大はミスを連発する。このチームは「繋ぐこと」「素早い判断」をキーワードにしているが、選手の技術・判断がついていっていないようだ。理想は高いのだが。一方四国学院大は「タテに早く」「サイドから放り込む」「強度」「シンプル」といった超現実的なチーム。対照的な両チームの力は互角に見える。聖カタリナ大は14番が左足、6番が右足フリーキック担当。ボランチ二人が上手いので、やはり支配にかかる。しかし四国学院大も5バックで後方のスペースを消しているので、崩しきれない。
14分、四国学院大が相手ミスから8番シュート、こぼれを�У伐阿�決めて1−2。
39分、��高見のミドルで1−3。

前半は1−3。前半は四国学院大の流れだった。聖カタリナ大はミス連発で理想からは程遠かった。

後半は聖カタリナ大が支配する。ポゼッション対カウンターという様相になる。後半35分、右コーナーの流れから�ダ崗召留Ε�ロスを�た好悒奪鼻�2−3。
AT ターンでかわしてパス、㉖吉留がキーパーとの1対1を浮かせて3−3。

結局3−3で引き分け。両校高松大に次ぐレベルにあり、しっかりと競技に取り組んでいて、高知大含め、四国大学リーグがしっかりリーグ戦として機能していることが良く分かった。後半アディショナルタイムに聖カタリナ大に不許可入場でベンチに下がった選手が警告を受けたのは残念だが、まあゴールの喜びだしな。


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T.K. [MAIL]