ぶつぶつ日記
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2001年10月12日(金) ただ滅ぶのを待つ?

自然破壊や戦争、異常気象や犯罪、
人間の存在意義自体を疑うような事があまりにも多い現在、
様々な人が「いつかは人類も滅びる」と簡単に口に出す。
私はこれが大嫌いだ。
確かに人間はろくなことをしない。
地球上に人間なんていない方が、他の動植物にとっては安心だろう。
勝手に木をどんどん伐採したり、大量破壊の武器を作ったり。
人間達の勝手な欲望のせいで、地球環境はどんどん劣悪になった。

でも、人間の知恵が進歩してきたことには、
何も意味がないのだろうか?
じゃあ、どうして人間はここまで発達してきたんだろう?
単に地球を破壊する「最終兵器」として?
そんなの、嫌だ。

それにすぐに「地球は滅びる」だなんて、
じゃあ、子供達はどうなるのだろうか?
今、地球が滅んでも、私達「先進国」の大人はいいかもしれない。
それなりに人生の楽しみを味わった後だから。
でも、子供は?
この丸くてぷにぷにしていて、ぐにぐに動いて、
気まぐれで、でも見ているだけでニヤニヤしたくなる、
愛すべき生き物達の未来は?

私達には責任がある。
「滅びる」なんて言葉1つで、簡単にその責任を放棄してはいけないんだ。
腕の中でもぞもぞ動いている、友人の赤ちゃんの重みを感じて
あらためて思った。
そして、この子の後ろには、見えないたくさんの子供達がいる。





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