ぶつぶつ日記
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全く知らなかったことだが、 日本政府は「50年間に30人のノーベル賞受賞者を生み出す」ことを、 何かの公約にしているらしい。 そしてスウェーデンに「研究連絡センター」なるものを作り、 ノーベル財団のスタッフや歴代の受賞者に、 日本への無料招待攻勢をかけていると言う。 もちろん、ノーベル財団関係者も批判の声が出ているそうだ。
はっきり言って情けない。 もしこれが事実なら、何でもお金で買えると思っている 政治家や官僚がいかに多いのかを裏付けているだろう
このことを報じたイギリスの新聞は、 日本人の自然科学分野のノーベル賞受賞者が極端に少ないのか、 その理由について以下のように述べている。 (1)高齢のボス教授が支配する大学の講座制から若い研究者が逃れるには海外に行くしかない (2)画一性と反復重視の教育――など創造性を欠如させる国内制度が真の原因
はい、その通り。 ゆとりの時間割、と言ってみてはいるものの、 結局余った時間は学習塾に通っている子供のなんと多いことか。 そしてその子供達の学習の仕方の、なんと独創性のないことか。 本来の自由な発想を失い、全て決まりきった型でしか勉強できない子供達が、 いくら良い学校に入ったとしても、 結局は決まりきったことしか出来ないだろう。 いくら英語が話せるようになったとしても、 世界水準で数学の問題を解けるとしても、 この国の子供達には「生み出す力」が欠如している。 そしてそれを招いているのは学校の責任だけではなく、 「画一化」を美徳と考える、一般的な親達の存在もある。
スウェーデンに国の金で出張所を作るくらいだったら、 そのお金をこの景気の悪さでリストラされた親を持つ、 学費の払えない子供達の奨学金や、 留学費用に格安で貸し出したほうが、 どれだけこの国のためになるのか。 やっぱりお金の使い方を間違っている。 私の税金はどこに使われているんだろうか?
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