ぶつぶつ日記
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2001年12月18日(火) |
旅の恥は掻き捨てない |
旅行好きが集まって、あっちこっちに話題が飛んだ夜だった。 それぞれに旅先で会った困った日本人ネタを持っていて、 それぞれの話を聞いてぶっ飛んだ。
それにしても、「旅の恥は掻き捨て」とはどういうことだろう? 旅に出ればこそ、しっかりとふんどし引き締め、気を引き締め。 後ろ指をさされることはしたくないものだが。
日本の外に出て、日本では決してしないであろうことを嬉々としてする人、 それが犯罪がらみだったり、倫理に関することだと余計、 はっ倒したくなる。 最近カイロに行ってきたばかりの友人は、 タハリールの5星ホテルの女子トイレで、 麻薬をやり取りする日本人女性二人を見たという。 麻薬も、そして女性やましてや子供を買うことも、 どんな国でも「普通のこと」では絶対にない。 エジプトでも麻薬関係はかなり重い罪になる。 どうして日本ではしてはいけないことを、 外国に出てしようとするんだろう。 そんなの全然旅の醍醐味じゃないぞ。
薬をやらなくちゃ一人前の旅人じゃないなんて、 思っている人、いませんか? ここまで来たから子供を買ってみる? そうじゃないと男じゃない? そのことを知り合ったその国の「普通の人」に言ってみてください。 その人は絶対にあなたとは友だちにはなってくれない。 日本で犯罪なことは、ほとんどの国でも犯罪なのだ。 日本でしたら恥ずかしいことは、大体の国でもやはり恥ずかしいことだ。 日本よりももっと、世間の目が厳しい国もある。 どの国の「普通の人」も、犯罪に嬉々として手を染めたりしない。 それを自慢したりしない。 旅の恥を掻き捨てるのはやめよう。
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