ぶつぶつ日記
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2002年01月15日(火) 母の外孫たち

昨日は成人式。本当は今日が成人の日。
テレビでは相変わらず「荒れる」成人式を取り上げていたけど、
いっそのこと、無視してしまえばいいのに、と思う。
年末の暴走族もそうだけと、
取り上げるから余計に調子に乗るってことも、あるんじゃないかな。

と、本題からそれてしまった。
さて、ニュー成人。
昨日うちにも1人、ニュー成人が挨拶に来た。
この子は生後数ヶ月から1年以上、母が手塩にかけて育てた子である。
全くといっていいほど家事能力のない母と
妙に家事能力のある子煩悩な父と言う共働き家庭に生まれた彼は、
日中我が家に預けられていたのである。
この子の弟も、うちで預かっていた。
母親は悪い人では全然ないのだが、
職場でも有名な「浮世離れした」人物で、
子供に対する興味が低いと言うか、
とにかく、仕事でも子育てでも、自分のこと以外は
あまり眼中にないタイプの人だったため、
いっかな、うちの母親が色々心配して何くれとなく子達の面倒を見てきた。
また今度成人した長男は、我が家に初めて来た「新生児」だったので、
家族そろって(父も兄も、そして私も)、
彼に対する思い入れは他の子達の非ではなく、
なんか本当に親戚みたいなかんじである。

んで、そのぷにぷにのぽよぽよ、コロコロだったお子は、
今では身長185センチ以上、ひょろひょろに育って、
浪人中にコンピューター関係の仕事を見つけひょっこり就職して
システムエンジニアかなんかの卵になっている。
昨日、うちに挨拶に来た時、彼は彼女の運転する車で来ていたらしい。
血のつながらない「育てのママ」に、
「一緒に行こうって行ったんだけど、行かないっていうから。
彼女、年上なんだ。」などと話して帰ったらしい。
実の親にはまだ言ってないけど、ママには先に言う所が
またかわいいじゃああーりませんか。

うちの両親は、「じじばば」になったのがとても早かった。
母は40代で「おばあちゃん」になり、かなり憤慨もしていた。
だからうちの内孫たちはこのジジばばのことを「パパとママ」と呼ぶ
(ちなみに、私のことも決して「おばさん」などとは言いません)。
しかし、嫁さんの実家は気がついたら孫がもう5人になったのに、
うちの両親、気が付いたら、孫はその2人で打ち止め。
目の前には、いつまで〜も嫁に行きそうにない
(そして行く気のない)娘が行ったり来たりするばかり。

でも、いいではないか、母よ。
血のつながらない外孫が、たくさんいるのだから。
新年の挨拶、入学の報告、七五三の顔見せ、運動会参加、
血はつながっていないものの、
「ママ〜。」と言ってくれる子供達がたくさんいるのだから。
やがて、「ひ孫」の顔を見せてくれる子も現れるだろう。

血がつながっている以上の不思議な縁が、
母と、そして私たち家族を取り巻いている。


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