DiaryINDEX|past|will
2004年06月08日(火) |
演奏会: Shpor 「Erlking」 |
今日は残念ながらバスで大学まで行かねばならなかったけれど、いいこともあった。先週の木曜日になくした大学内で必要な鍵のセットが見つかったのだ!もしも、出てこなければ、360ドル支払わねばならないはずだったので、本当によかった。
それにしても、これに関しては鍵をなくしたときから、数人の人と話をしたのだけれど、みな、「盗まれた」に違いないと言っていたのがとても悲しい。私自身は大学内でなくしたのだから、必ず届けられるはずと信じていたので、人に話すことでそんな確信が薄らいでいたけれど、結局は見つかったので、本当によかった。
12時から演奏会。はじめての室内楽形式で声楽家との共演する。 私の出演は1曲のみ。テナーとピアノとの Shpor作曲「Erlking」
アクシデントが起こってしまった。一部、私とピアノとのデュオの部分で、ピアノに私が乗っていかなければならない個所がある。彼女はduple、私はtripleのリズムで進んでいく個所で、どうしても彼女のエントランスがトリプルに聞こえてしまって、私の入りが遅れた。私はたくさんの音符を弾かなければならないので、私のミスであるにしても、そういう場合には彼女に歩みよってもらって、修復するしかない(と私は思っている)のだけれど、彼女は自分のタイミングを絶対に譲らない。平行線のまま、しばらく続いてしまった。とても辛かった。
私自身はそのようなアクシデントが起こった場合、とにかく、皆がComfortableに演奏ができるように、その瞬間にできることはなんでもして、アジャストするタイプだけれど、今日のピアニストにしても、ラヴェルの3楽章を演奏したときにしても、歩みよってくれない弾き手もたくさんいる。今日は私のミスだったけれど、アクシデントが起こったときに、もっと温かく余裕のある心をもって、相手に歩み寄り、その場をなるべく早く繕う演奏はそんなに難しいことなのか、そんなことを思うと涙がでてきた。
|