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2005年01月07日(金) |
クラス内演奏:ベートーベン協奏曲(全曲) |
一日中雨。今朝は楽器に楽譜やノートの入ったバッグ、そしてコーヒーを片手に、傘をさしながら歩くのはなかなか大変でした。寒いので今日は手袋も忘れずに。先日、手袋をせずに歩いていたら手がものすごく冷たくかじかんでしまって、痛みすら感じるほどだったし、その後、楽器を持ったときにウォームアップにかなり時間がかかったので。
今日はクラスで他のヴァイオリンの学生たちの前でベートーベン演奏。やはり耳の肥えた聴衆を前に演奏するということで、多少の緊張がありました。そういうときは音楽に集中するのが難しくなってしまう。やはりこんなときこそ良い練習のを積み重ねのみが頼り。ベートーベンの冒頭はとくに難しくて有名なので、それを念頭に練習しているけれど、やはりまだまだ充分な練習を積んでいるとはいえないよう。(笑)2楽章ではバリエーションをひとつスキップしてしまうというハプニングがありました。(笑)こんなことはこれまでで初めての経験で、少しびっくり。でも、今日経験できてよかった。
今日の演奏の録音を聴いてみて、なんだか興奮してしまった。私は私自身ののベートーベンを好きだと思えるようになってきたから。今日の演奏は音が美しく、音楽的な意図が大分はっきりと見える、また自然な流れのあるもので、もちろん、音をはずす、音楽をスキップするなどの傷はあったけれど、私の演奏としてはいい出来だったと思った。演奏しているときは少し集中力に欠けていたので、決していい演奏ができたとは思わなかったけれど。(笑)
5日にレッスンを受けたときには音色のことについて注意を受けたので、それ以降それについて考え、実践した。ピアノであっても楽器が鳴っている状態を保つ。あたりまえのことではあるけれど、それができていなかった。やはりししっかりとした音を出そうと思うと弦の表面だけをこするような弾き方はできないし、そうなると自然に音量も少し上がってしまう。以前はそれが怖くて、ピアノとかかれているところがWeakな音になってしまっていたように思う。録音を聞いてみるとその差は歴然。恐ろしいほど印象が違うし、今の方がずっと良い。まだまだ自分のものになっているような感覚は薄いけれど、音色の大切さについては身にしみて感じている。
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