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2005年02月24日(木) オーケストラの問題

朝8時半くらいから大学で練習。9時15分からピアニストと合わせて、10時からフォーレのコーチング。来週の水曜日にはクラスで演奏しなければならないので2楽章をみていただいた。アンサンブルなどはとくに問題がないのですが、私のパートはとにかくラインを描くのが実は難しい。例えば、常に全弓を使うということを前提に、四分音符+八分音符、四分音符+八分音符をひと弓(例えばアップボウ)で弾き、続く四分音符+八分音符をダウンで弾く場合などはよほど注意していないとダウンボウにアクセントがついてしまう。そのような問題に細心の注意を払い、長いフレーズをCarryしなければならないのは大変といえば大変。先生いわく「このソナタはもちろん基本的にはピアノが大変なのだけれど、ヴァイオリンパートもなかなか難しいんです」

コーチングの後、昨日のバレエのリハーサルにもきていらした音楽史の先生にお会いした。「昨日はずっとよかったですよ。ダンサーたちもInspireされていたし」実は昨日のリハーサルにはファーストの約半数が欠席していた。ということは…(笑)

オーケストラとなると人数が必要になるので、他のMajorの学生もある一定の技術を持っている場合にはオーケストラで弾くことができる。しかし、彼らと私たちの決定的な違いは音色に対する耳。若い学生のなかにはまだ曲に合った音色の選択がなかなかできないものもいるけれど、それでも、基本的に良いトーンといわれるものはProduceすることができ、それを保とうという姿勢がある。しかし、学部外の学生は楽器は弾けても、とにかくトーンがひどい。またファーストポジションなどを駆使したがる傾向にあるため、フレーズの途中で無意味なString Crossingなどをすることにより、奇妙なところでアクセントがついたり、音色の変化があったりする。これははっきりいって問題だ。最近入ったBiology専攻の学生はいろいろな点で問題があるため、指揮者の先生は彼女をわざわざ私のとなりに座らせている。一生懸命な姿勢は見られるけれど、非音楽的な演奏に私は胸をいためているし、一応説明はするけれど、すぐに直るものでもないし、彼女は直すつもりもそうないだろう。

溜息。

午後は図書館に寄って、フォーレとバッハに関して少し調べ物をし、帰宅。今日はオーケストラのリハーサルもキャンセルになったので、午後はフリー!!!!!!

夫には一緒にランチに行こうと声をかけておいたのに、疲れていて起きられなかったので、結局それもなくなり、午後中ただただベッドの中でゴロゴロしながら過ごしてしまった。


けい |MAIL

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