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2005年03月02日(水) |
クラス内演奏:フォーレソナタ2楽章 |
今日は室内楽のクラスでフォーレのソナタ(2楽章のみ)を演奏しなければなりませんでした。CDの演奏を参考に、自分の演奏を録音しながら直すという作業をし、昨晩一生懸命準備をしました。
正直に言ってしまうと、私のピアニスト、私は好きになれません。彼に歩み寄ろうと私は一生懸命努力しましたが、どうしても音楽がかみ合わないというか、みている方向が違うような気がします。確かにフォーレのピアノパートは難しい。それにしても…。
先日のブリテンのように先生たち(プロ)とリハーサルをさせてもらって、心の底から感じたのは、それぞれの奏者に対するリスペクトと線の引き方がはっきりしているということ。リハーサルは基本的にアンサンブルに集中し、それ以外は個々に任せる。私は自由に弾かせてもらっているという喜びとともにアンサンブルのなかにいることができてとても気持ちがよかった。
フォーレに関しても私はそうアプローチしている。彼にも自由に表現して欲しいし、私もそうしたい。以前に彼とのリハーサルがとても苦しく思えていたときがあったのだけれど、それはやはり彼に「こうしろ、ああしろ」といわれていたから。私も言い返すことはできるけれど、そんなことをしてもリハーサルの雰囲気が悪くなるのもいやだし、彼は彼でこの機会をつかっていろいろな発見をしてくれればいい。私自身もあれこれ指摘されるよりは、自分自身で発見し、成長していきたいほうだし、そのほうが気分が良い。
彼の演奏が大きく変わることにあまり大きな期待はないけれど、私は着実に弓のコントロール、音色、フレージングなど、いろいろなことを学んでいる確信があるし、私は私の音楽を演奏しようと決心し、今日の演奏に関しては私は満足ができたので、よしとしています。(笑)
夜、早めに眠りに着いたけれど、物音で起きてしまい、背中の筋肉がかなり張ってしまっていることに気がついた。昨日、今日とフォーレに入れ込んで久しぶりに練習時間が長くなったからでしょう。やはり音を出すために、身体的なComfortablenessを無視してしまっている自分がいるようです。最近気がついたのは私は演奏中に肩を前にINしてしまうこと。アレクサンダーテクニックのレッスンを受けて、そういう癖を「しない」方向に持っていこうとしているけれど、やはり今の私にはかなり難しいような気も。夫にマッサージをお願いして、ようやく明け方また眠る。
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