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昨日の夜からあることを考えると少しだけ気が重かった。それは今日一番に来る生徒のことでした。大人の方でレッスン自体に関しては何も不安はないのですが、なんと言ってよいのか…、私はその人から発せられる何かから、またちょっとした言葉の選び方などから、勝手にいろいろなことを感じてしまったりしてしまいます。今はちょうどそういうことに敏感になってしまっているので、余計にそういうことに気が回ってしまうようで、なんとなく、この方とはスムーズに打ち解けられないような気がしていて、どこか構えてしまっていました。
ところが、レッスンの始めに私の体調が顕著に表れるようなことがあって、そこから会話が始まってしまいました。そのときにはなぜか素直に自分の気持ちをお話することができて、また、これまでの私に対する評価などもどこかで気になっていたのですが、それも決して悪いものではないような感触を得られて、少し気持ちが晴れました。
生徒、もしくは生徒のお母様などには、今まではどちらかというと少し距離をおくようにしていましたが、少しづつそういう方にも本当の自分の姿を見せられるようになってきているのかもしれません。もちろん、若い生徒たちには私の素の姿を見せるにしても別の形になるとは思いますし、けじめをつけるために、あまりだらだらとしたお付き合いにはするつもりはありませんが、あまり自分を「教える立場の人間」という風に縛りすぎずに、ときには学生の顔、妻の顔、人間として困っている自分、などを見せてしまうことも決して悪いことではないのかもしれない、そんな風に感じた今日でした。
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