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2005年03月23日(水) 卒業試験(筆記)

今日は卒業試験の日でした。10:30−12:30PM。卒業試験、もしくは総合試験とでも言おうか、修士修士習得のための筆記試験です。これを通ると、次にはまだまだ口頭試問とリサイタル形式の演奏試験が待っていますが、とりあえず、一区切りはついた感じがします。

試験の内容は1,2ページほどのスコアを見て、もしくは2分ほどの演奏録音を聴いて、それぞれの時代、ジャンル、スタイル、作曲者名、曲のタイトル、その曲が演奏されるべき場所や背景、そしてそこに至った経緯/理由付け--曲から見える/聞こえるハーモニー、textureなどなどいろいろな角度からそのこたえに導かれた理由をエッセイ形式で説明するという Score/Listening Identification 。時代の範囲はルネサンスから現代(といっても1970年代後半くらい)までかなりの広範囲をカバーするものでした。大学で勉強した音楽史を復習できて、また、確かにちょっとストレスは感じていたけれど、この試験の準備は私なりには楽しんでできたような気がします。やっぱり勉強をすること、知的な何かを得ることというのはとても楽しいこと。ここのところは心身の状態があまり落ち着かず、どちらかというと不調なので、英語にも少しは慣れてきていることもあって、大学時代のような切羽詰った、ぎりぎりのところまで追い込むような勉強の仕方はしなかったけれど、自分なりに、必要な勉強はできたような気がします。もちろん、もっと突き詰めることもできるけれど、今の時点ではこれでよしとできるという程度です。

試験の結果が気になるところですが、自分自身では多分通るような気がしています。ただ、今年は試験官の先生が大学内で一番厳しい、それも音楽史の先生になってしまったので、採点基準の設定によっては通るのが難しくなるような気もするので、ちょっと心配もありますが。

でも、今日まで勉強できたことでいただけた充実感は私にとってプラスになっていること間違えなしです。

試験の後、本当は室内楽のクラスの演奏会があったのだけれど、動悸もあり、ちょっとした吐き気も感じたりしたので、失礼して帰宅してしまいました。


けい |MAIL

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