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この一週間はとくに、今日の卒業式に出席するとかしないとかで自分の気持ちも揺らいでいましたし、大学側からの情報(セレモニーに出られるとか、出られないとか…)にも少し翻弄されてしまっていました。今学期にに終えるはずだったリサイタルやオーラルイグザム、そしてそれ以前から保留にしてある論文があるために、私の修士取得は12月に延期になっているのです。心身の調子を少し崩したこともあって、やはり無理をせずに歩んでいくことが一番と思われたので、そうしたのはよかったと思っていますが、でも、やはりセレモニーは同期の仲間たちと一緒に出席したい、という気持ちから、いろいろありましたが、結局はキャップとガウンをまとって晴れの日を迎えることができました。
会場内に導かれたときにはなんとなく感慨深いものがあり、少し涙が出てきてしまいましたが、式そのものは、さすがアメリカ、みな「母校を離れる」というよりは「喜ばしい旅立ちの日」としてとらえているので、とてもドライで、歓声が絶えませんでしたので、私もあまり感傷的にならずに済みました。大学と違い、修士はフッドをかけていただくセレモニーがあり、やはり少しですが、重みも感じられました。
午前8時には会場に着かなければならず、セレモニーは9時からというスケジュールで、11時半には終了したものの、2時からは通常通り、生徒たちへのレッスンを予定していたので、それを終えたときにはかなりぐったりと疲れてしまい、夕方から眠ってしまいました。今週は質の良い睡眠がとれず仕舞だったので、久しぶりに身体が欲した必要な睡眠を得られたような気がして嬉しく思いましたが、これで体内時計が狂ってしまったのも否めません。(笑)
今日はなんだか「ときの流れ」を感じた一日でした。セレモニーのことを考えていた日も終わり、セレモニー自体も終わり…、修士取得を目指して歩み始めた日もどんどん遠くなっていきます。私はこれから一体どのような道を歩んでいくのだろう。やはりある程度意思を持つことは必要だけれど、流れにのっていくことも大切。これからもより一層余裕を忘れずに、着実な歩みをすすめたい。
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