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2005年10月19日(水) 演奏会1日目:Svoboda, Beethoven, Brahms

先週の土曜日からリハーサルが始まり、今日は演奏会一日目。

Program:
Svoboda - Overture of the Season, op.89
Beethoven - Piano Concerto No. 4 (Jonathan Biss. pianist)
---intermission---
Brahms - Symphony No. 4

SvobodaのOvertureはオレゴンシンフォニーのコミッションでかかれた曲のようです。どちらかというと力強く、少しミニマリズムを思わせる部分もあり、私自身はとても好き、というわけでもないのですが、こうして、新曲に触れる機会があるのはとてもいいことだと思いました。

昨日のリハーサル時にボーイングが変更になった部分があったのですが、後方までうまく伝わってきていなかったのか、一箇所、サブは間違ってしまっていたところがありました。レギュラーのメンバーの方は常に周囲を見ながら演奏する余裕があるのでしょう。すぐに反応し、前についていっていたようです。そういうところはさすが、と思いました。

Beethovenは降り番ですので、バックステージで本を読みながらもどうしても耳は演奏の方に傾いていました。Bissさんは有名な音楽家をご両親にもち、まだ25歳という若手です。バックステージで聞いていても、ものすごくクリーンな印象があり、何よりも聴衆がものすごく喜んでいらっしゃいました。3楽章はそこまで速く弾かなくても…という印象を抱いたくらいですが、お若いですし、それもありかな、と思って聞いていました。(笑)

今日一番の心配だったBrahms。とにかく力まずにのぞむようにしました。100パーセント弾こうと思うと余裕を失うので、それよりはとにかく周囲にブレンドし、オーケストラの一部として貢献できれば、と思っていました。すると、多分今日までのなかでは一番よくできたように思うことができました。音程も音色もきちんとみなさんにうまくブレンドできたと思いますし、よい経験になりました。


けい |MAIL

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