DiaryINDEXpastwill


2005年11月07日(月) レッスン:Bach-Grave, Fugue

レッスンは1時から。弦の件も私のなかでは一件落着しましたし、土曜日、昨日の練習で、確実にベースの部分を以前よりもうまく固めることができていると思いながら、先生に聴いていただきました。

金曜日にクラスで演奏させていただいたときには先生はとてもお忙しく、すべての曲に関して何のコメントもいただけずに終わっていましたし、翌日のレッスンはピアニストとの曲だけにしぼられ、バッハに関しては先生が何をお感じになったのかまったくわからないまま3日が過ぎてしまっていました。ある意味、先生にお電話をしてご意見を聞いてみたいという衝動にかられる自分もいましたが、基本的な部分に関する練習が必要なのは明らかでしたし、とりあえずこの週末は自分のできることだけをしましょう、と落ち着いてとりくみました。

Graveに関しては、やはりこれまでと違った弦を使うことで、多少の混乱があったせいで、以前よりも弓圧を大きくして弾いていたようでした。「そうすることで、あのProfoundな、また高貴な感じが失われてしまうような気がするのですが、どうですか?」とたずねられ、私も先生のおっしゃることがわかるような気がする、とお答えすると、「ではそのアプローチで今、弾いてみてくれませんか?」と促され、Graveを聴いていただきました。弓圧は最低限にとどめ、楽器の一番Pureで自然な音を引き出すことを考えながら、弾いてみると、それは私にはとても自然なことで、先生も「そういう風に弾けば私ももう何も言うことはありません」とのことでした。

Fugueに関してもやはり楽器の一番自然な音を引き出すことに焦点があたりました。「音楽的にはあなたのアイディアはとてもクリアなので、今後の練習はその点にFocusして」とのこと。金曜日とは違って大分安定した演奏にすることができたので、先生も少し驚いていらしたようでした。「この間は別の弦を使って弾いてみたのですが、私にはConfortableでなかったので、またすべて付け替えたんです」というと先生はとても驚いた顔をされていました。それがどういう意味だったのか、深くお話する時間をありませんでしたが。


けい |MAIL

My追加