***心コロコロ***
風の吹くまま、気の向くまま、心のままに。


2002年06月24日(月) 修正後で月曜日。読まないが、宜し。


何やら昨日、月曜日でアップしていたみたい。

大して何も書いてないので、修正・削除ということで。。。


現地校は既に夏休みに入っているこちらなのだが、

今日から補習授業という名目のサマースクールが開始した。

場所はいつも通っている学校ではなく、

ちょっと離れた場所の学校で、何校か固めてのスクールとなっている。

よって、知っている顔ぶれもあれば知らない顔ぶれもありで、

子ども達にとっては、新しい友達を作るきっかけともなっている。

長い夏休み。

この休みを利用して、日本への帰国をされている家族もいる。

私達の会社から取れる一時帰国は、今年の10月以降となっているのだが、

パパの仕事が落ち着く加減も難しく、予定を立てられない状況である。

帰れる場所があるというのは、いいものだ。

遠いという理由だけでなく、私に返る場所はないと思っている。

実家は、私にとって帰る場所ではない。

友達の家以上に、気を遣う場所であるから。

2,3日が限界の気分になってしまうのだ。

それでも、今は帰りたい気分。

何も考えず、何も恐れず、

電車に乗り、喫茶店に入り、

街を歩きたい。

不安も緊張もなく、ガタゴト揺れて私を知らないところに運んで欲しい。





昨日、“SPY GAME”を見た。

大好きなロバート・レッドフォードが出ている。

ブラビはどっちでもいい。

随分、皺くちゃのおじいちゃんになったなぁーと思った。

それでも、私は彼の演技が好きである。

ちょっと斜交いに見る目の動きとか・・・


日本でこの映画が公開された時、賛否両論の意見を聞いた。

早く見たいという私の気持ちが萎えてしまうほど。

確かに政府がらみであるし、現在と回想シーンと織り交ぜながらの早い展開と、専門用語が多いし、女性は苦手かもしれない。

ブラビのファンなら、がっかりの映画だったと思う。

だけど、私は面白かった。

ロバート・レッドフォードを中心に動いている映画であったせいもある。

日本語でもう一度じっくり見てみたいと思った。


そんな昨晩であった。

のだが・・・






いざ寝る時間となると、どぅしょうもなく「悲しみ」のどん底の気分であった。

説明はし難い。

此処に来て、何度泣いてるだろう。

こんな泣いてるのは、病気の時以来だと思う。

声を殺して泣くどころか、胸が苦しすぎて声を吐き出さずに入れない気分になる。

オカシナモノだ。

涙は流すためのもので、溜めるものではないと思っている。

泣きたくても泣けないこともあるのだから。

止めたくても、止まらない泣きもある。

落ち着いて、嗚咽を止めるとまた噴き上がってくる泣き。

涙ではない、泣き、だ。

こうなると、泣き疲れるのを待って寝るしかない。

目も腫れ、鼻の下がまたボロボロになるのか?と思いつつも。



と言うわけで、今朝の私は目が腫れて眠たそうな眼の儘、

姫太郎をサマースクールに送っていったわけで、

その時間は7時半。

どうして早い? こっちの学校。

みんな早寝早起きなのですか?!

お迎えの昼まで、久し振りの一人の時間。

「悲しみ」は、忘れるかのように壁の向こうに押し込み、

自分に喝を入れねばならない。

ボォーっとばかりしていられないのだから。

しなければいけないことは、いっぱいあるのだから。

気持ちを切り替えないと・・

しっかりしないと・・・

強くならないと・・・





ナンノタメニ・・・?





生活自体を自然にこなしている時の方が、本当は少ないんじゃないのかな?

どっかで、自分のお尻叩いてる。

どっかで、自分に嘘を付いている。

どっかで、これが普通だと思いこませている。





ソウジャナインダ・・・





そうじゃない時のあたしを、違うと否定しないで下さい。

そうなれない時のあたしを、我が儘と頭から判断しないで下さい。

どうしょうもないヤツですが、精一杯の私を見て下さい。




人は人であることにだんだん慣れきってしまう。

自分を覆う見えないカバーをいくつも持っている。

覆いを剥ぐことを恐れる。

私は、剥いでしまった私を見て欲しいだけだ。

ただ、それだけなんだよ・・

それが、いけないことですか?

歳重ねるごとに、こうあるべきと一枚ずつ増えていく鎧。

それに気付かなく過ごして、肩の荷を自分で重くしている。

自然体で生きられたら・・・

どんなにいいだろうね・・

生きることに不適応者ではないか?と思うほどだ。

今までの自分は努力によって出来ていた自分であって、

本当の自分はとんでもなくダメな人間であったのではないか?と思う。




みんな、鎧を外すことに臆病になっていく。

理想概念があるからだ。

オトナの概念。

誰が作ったの?

自分たちの親を見、少しずつ増えていく人間関係の中で出来上がっていく自分の中の概念。

鎧を脱げないだけだよ。

鎧を着ていることさへ、気付かなくなっただけだよ。



脱いでしまいたい。

荷物を降ろしたい。

もう、いいよ・・・と言われたい。

世間一般論から外れたい。

外界からの離脱者のように・・・




朝、また鎧を身にまとい、

母となり、妻となり、主婦となる。





アタナハ、ジブンノヨロイガミエマスカ?





たまには、何もかも脱ぎ捨てて、お風呂に入りたい。

裸で産まれてくる、赤ん坊のように・・・














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