万談館
DiaryINDEX|past|will
2002年05月13日(月) |
土曜日のK−3(TV)観戦記 |
こんなに遅れたのは、土曜はPCの調子が悪くて、日曜は眠かった。 でも、書きたかったので書きます。 「エンピツ」のスポーツのジャンルを見たけど、ほとんど感想なかったのが残念だったので。
本当は「K−1 WORLD MAX」だが、俺はK−3と呼ぶ。 なぜなら、K−2をまたやってほしいからだ。(意固地) K−1の階級より、K−2、K−3の方がいい選手が多いと思うんだけどなあ。
俺はアルバート・クラウスを応援していたけど、ガオランを見たら吹っ飛んだ。 (だって、クラウス、完全にボクシングスタイルなんだもん。パンチはめちゃくちゃ上手いけど、キックのうまい選手と当たったら負けると思ったから。)
1回戦/第1試合/魔裟斗VSドゥエイン・ラドウィック 総合もやっているラドウィックに負ける魔裟斗じゃないと思ってました。(2流選手じゃないから。) (総合も好きだけど、両立できるわけがないと思ってます。だから、異種格闘技は面白いんだけど。) で、順当に魔裟斗の勝ち。
1回戦/第2試合/アルバート・クラウスVSシェイン・チャップマン チャップマンは、すごい膝蹴りを見せてくれなかったなあ。 石井艦長が言っていたけど、ダメージを与えてないのはわかった。 そしてクラウスのスタイルを見て笑った。コンビネーションが完全にボクシングのリズムなんだもん。 しかし、あの階級であのパンチは早い。ボクシングでもやっていけるんじゃない。(ミドル級はK−1よりメジャーじゃないのかなあ。)
1回戦/第3試合/小比類巻貴之VSマリノ・デフローリン えーっと・・・、小比類巻、強いかあ? まあ、積極的な戦い方はよかったけど、デフローリンが調子悪かったのか、前の戦いのイメージでいたのか、または弱かったのか。(俺はアンディ・フグは強いと思ってないので、あまり言わないことにします。)
1回戦/第4試合/ガオラン・カウイチットVSジャン・ジャポー この試合の1ラウンド目が、俺の今回のベストバウトです。 ガオランが首相撲を仕掛けているのに、ジャボーがその外からパンチを振り回してくるし、 ガオランは視線を下に向けてトランクスを直しながら、前に出て、ジャボーの範囲に入っていくし、 初期のK−1の雰囲気、同じルール上で異なるテクニックが戦うシーンが満載でした。 (今のK−1は、出自が違っても同じテクニックになっているからなあ。) 2ラウンド目からはガオランの強さがでて、ジョボーが満足に戦えなくなったので、残念。 もう少し、”稲妻”が見たかったよ。 この時点で、ヒクソンの予想が外れました(笑)。
準決勝/第1試合/魔裟斗VSアルバート・クラウス 2人の戦いは、歯車があったと思う。そのおかげで、魔裟斗の分が悪かったかな。 アルバートのテクニックが存分に楽しめたのでよかった。
準決勝/第2試合/小比類巻貴之VSガオラン・カウイチット 小比類巻にむかついた試合。後ろ向くなって! 逃れるテクニックなにかもしれないが、見る方にとってはストレスのたまる試合。 途中で、解説が「前を向けない」と言っていたが、そうなんだろうなあ。 というか、そこまで2人の間に力量の差がありましたか。
決勝戦/アルバート・クラウスVSガオラン・カウイチット ビックリしました。 正直、ガオランの優勝は間違いないと思っていたから。 んー、「ムエタイは3分5ラウンドで、今回のルールは3分3ラウンドだから早いうちに倒しに行く」と言っていて、その通りだったが、それが敗因じゃないかと。 判定でも十分に勝てるのだから、あそこまで積極的じゃなかったら、決勝も長引いた可能性があったかと。 アルバートのファンだけど、ちょっとフロックに見られないか心配。(もちろん、アルバートは1流の選手だから、今後も勝てるだろうけど。)
その他の気づいたこと 「ガオラン・カウイチットは強かった〜」 強いムエタイが見れてよかった。 思い出してみると、俺がK−1を見始めたのも、ムエタイが見たかったからなんだよな。 チャンパア・ゲッソンリットの戦いが楽しみだったんだ。 彼はK−2でも辛かったので、K−3が当時あればなあ。
「小比類巻貴之」 魔裟斗もそうだけど、マスコミ、日本を言い過ぎ。オリンピックと同じですか。 黒崎道場の練習が流れてたけど、あの程度でハードかあ?黒崎さん笑ってたじゃん。 むしろ、黒崎さん(72)VSガオラン・カウイチットを希望。(ぜったい、小比類巻より黒崎さんの方が強い。) あと、マスコミもあの程度のヤケドをすごいものとしないように。いじめでやられたヤケドと同じです。 負けたら、一家飢え死の方が根性いるでしょうに。
「外国人選手」 K−1でもそうだけど、やっぱり外国人選手の方が意識を持って戦っているよね。(魔裟斗は持ってると思うけど。) あと、外国人選手は勝っても、相手の手を上げて拍手を送るのだが、相変わらず日本選手はやらないねえ。(カットされてるだけ?) どうも余裕がないように見える。余裕がなかったか勝ち続けることなんかできないだろうに。 俺が佐竹好きなのは、それができた選手だからだ。(俺は佐竹のファン。) まあ、佐竹くらいしか、日本選手がちゃんと外国人選手に勝ってるシーンが浮かばないけど(笑)
「解説」 畑山がいたのは良かった。 石井艦長と一緒に、実戦的に聞こえた。 フジTVの某編集長や、テレ朝日のアイドルなんかより、ずっといい! アナウンサーは日本人選手中心なのは仕方ない。
「観客」 観客の声援がわかりやすいときしか聞こえなかった。それに聞こえるのは日本人選手だけ。・・・質が低いのでしょうか。 K−1のときより、かけひきが、ずっと面白かったのに。 知ってる人しか応援しないのはバカみたいだぞ。その場ですごい選手を見つけられるのが、観客の楽しさ(の1つ)だろうが。 特に小比類巻がガオランにローを放ったときに、叫んでいたのは(見ていて)バカみたいだった。 (だって、全然効いてないんだもん。そこからつなげるわけでもないし。)
「観客」の蛇足 俺は、K−1GP95の予選を友人と見に行ったとき、K−1初登場のマイク・ベルナルドを見て興奮したのを覚えている。 「あの背中見ろよ!あれなら、パンチが強いのもうなづける!」 「おう、そうだ!でも足が細いぞ。佐竹のローならどうだ」 「(冷たく)佐竹のローなら、合わせてパンチ」 「あう。そのとおりです」 なんて話していた。そして対戦相手のアンディ・フグの体と見比べて、ベルナルドの応援を2人でしていた。 周りの叫びに来ていた観客は、対戦相手のアンディ・フグを応援していた。 そして、フグは2年連続1回戦負けを喫した。(去年はパトリオット・スミスね。総合もやってるやつに負けてる時点で2流でしょ。) 自分で見つけた選手が勝つのは、とても快感です。 (決勝でフグはベルナルドに勝ってるって?はあ、あれでフグが強いと言えるんですか・・・。フグも良いファンをお持ちですね!)
「最後に」 空手選手が出なくて、石井艦長、残念でしたね。 でも、前から日本キック界に働きかけてた大会ができてよかった。これからは空手、テコンドー、カポエラと選手が出てくるだろう。 K−1だとヘビー級なので、選手層が薄い競技ではあまり出にくい。(今までテコンドー、カポエラの選手は出ても勝てなかった。) でも、70kg級なら出れるんじゃないだろうか。 俺としては、ムエタイに続いて、テコンドーやカポエラの憧れを見せてほしいのです。 これからもぜひ大会をやってほしい! 応援しています。(次は、生で見に行きたいな。)
|