万談館
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2002年07月25日(木) |
ニャーニャー言うなよ +G15、G16 |
今回のシナリオ作成の、つらい理由がわかったりする。 ガープスはキャラクターがプレイ前からきちんと作るために、 世界もきちんと作られていないとダメ。 D&Dなんかは、キャラクターがプレイしている中で作られていく なかで、世界も一緒に作られていく。 どちらも好きだが、今回、いろいろなネタを持ち込もうとするが、 そのネタを世界が拒否するんだ。世界に合わないって。 前のキャンペーンは、まずCNAを考えれば良かったし、世界も 俺好みだから、全然楽だった。 (普段、苦しい時は、昔作ったシナリオのリメイクをしていたけど、 前のキャンペーンでは、1回もなかったことが証明している) 今回は軽く、普通の、と意識するので、新しいネタが重く感じる。 さて、弱音はこのくらいにして、がんばろうか。
それから、リヒターは、オーパーツを最初から持っているから。 後で、ニャーニャー言われると、可愛いので先に言っておく。 これは彼の方から言ってきて、俺がちょっと手直ししたのを 彼が納得して作ったものだから、後でニャーニャー言わないように。
ガンダムの歴史: いよいよ1年戦争が終わろうとしている。 設定が多くて、ごめん。 本当の歴史とごっちゃにしないように。
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第15話 ジオン分裂 グラナダへの撤退を開始したジオン艦隊に、サイド3本国からの 通信が届いた。 (死んだと思われていた)デギン公王がサイド3で生きており、 公王の座を自ら退き、共和国制にサイド3を戻した。 現在、サイド3の中ではレビル将軍とダルカン暫定首相の間で 停戦交渉が行われている、というのだ。 このために、ジオン艦隊の中に動揺が走った。ジオン軍の中にも、 戦争を終わらせたいと思う兵士は少なくなかったのである。 キシリアはこの情報を偽情報だと判断したが、艦隊を離れ、 サイド3に向かう兵士たちを止めようとはしなかった。 一方で、連邦軍もこの情報をキャッチし、戦闘を続けるべきか 判断をジャブローに問い合わせていた。 ア・バオア・クー戦は、両軍が想定していたよりも、遥かに早期に 終結したのである。
日が流れ、宇宙世紀0080、1月4日。 1年前に、戦争が始まったこの日に、 地球連邦とジオン共和国との停戦調印が行われた。 しかし、戦争はまだ終わっていない。
グラナダに戻ったキシリアは、さっそくギレン総統の死亡と デギン公王の裏切りを公表し、グラナダに「正統ジオン公国」を 建国し、自ら公王となった。 キシリア公王は、何故デギン公王が生きていたのか、情報を集める ように指示をした。(本当は、ギレンを「父親殺し」の罪で処刑し、 全ジオン軍に自分の正統性を認めさせるつもりだった。しかし、 デギンが生きていたために、彼女の計画が崩れてしまった)
ソーラーレイが発射される1時間前、レビル将軍の旗艦フェーベと デギン公王の旗艦グワジンに、赤いゲルググと青いゲルググが 接近した。それは「赤い彗星」シャア・アズナブルと「青い巨星」 ランバ・ラルの機体であった。 2人の持ってきた情報を信じたレビル将軍とデギン公王は、 ソーラーレイから逃れることができ、2人に護衛されてサイド3に 戻った。 サイド3では、2人はノイエン・ビッター少将の手を借りて 反ザビ派をまとめており、公王制の廃止は容易に行われた。 しかし、シャアとランバラルの名前は実際には表に出ず、 連邦軍もキシリアも、デギンが考えたシナリオだと思っていた。
マ・クベは、キシリア公王の片腕として、グラナダ決戦の準備と アクシズ脱出の準備を始めていた。 もともとグラナダは地形的に防衛に向いていないため、篭城戦は 考えていなかった。(サイド3に流れる兵士たちを止めなかった 理由もそれ。篭城できるほどの物資はここにはない) そのために、エギーユ・デラーズにグラナダでの総帥権を与え、 決戦準備を任せた。(デラーズはギレン派の人間であるために、 アクシズへ一緒に行く予定はない。デラーズもその気はない) また、トワニング准将には連邦軍との停戦交渉を続けさせた。 (キシリア自身、停戦は考えていないが、時間稼ぎが目的。 連邦軍も停戦を考えれば、グラナダ戦に戦力を集中しないため、 アクシズ脱出の確実性が増す)
リヒターは、ア・バオア・クーの撤退後、グラナダに向かわず、 オリヴィアとサイド3に向かう。そこで、リヒターを探していた シャアと会うことになった。 シャアはリヒターと2人きりになると、仮面を外して素顔を見せる。 そして自分の名前、キャスバル・レム・ダイクンを名乗った。 シャアは、初めはランバラルと共にザビ家打倒に動いていた。 しかし、ララア・スンというニュータイプの少女と出会い、その心は 動かされた。シャアは、自分の進むべき道を教えられたのである。 父ジオンを知るランバラルも、シャアの選択に喜んだ。 そして、シャアは仇であるデギンを救って、共和国のために動いた。 シャアはリヒターに自分の仲間になって欲しいと伝えた。
WBはア・バオア・クーで出撃準備に急いでいた。 (ア・バオア・クーは停戦交渉の末に、ジオン共和国のものとなる。 代わりにソロモンは連邦軍のものとなる) シオンは、リュウとマーシャの死が自分の責任だと自分を責めるが、 ブライトは逆に彼を責めなかった。2人の死によって、シオンが 自分の道の歩みを止めることがいけない、と話した。 その後、ブライトはライザ・ソレイユの行方を探しており、共和国に ライザの名前がないことを確認した。そして、グラナダに潜入する チームが集められていることをシオンに伝えた。 シオンは、MSパイロットではなく、特殊チームに参加することを 決めた。
リヒターはシャアの頼みを断った。 リヒターは(その時は)木星に帰ることが一番であり、それ以上の ことは考えられなかったのだ。(全てに対する責任を持っていない) シャアは説得をあきらめ、木星行きのチケットを用意する代わりに、 グラナダ戦の参加を要請、リヒターはそれを承諾した。
第16話 グラナダ上陸作戦 1月6日未明、グラナダを包囲した連邦艦隊の攻撃が始まった。 シオンはWBを離れ、特殊チームの揚陸用ランチに乗り込み、 装備を確認していた。 リヒターは、アストナージに協力してもらい、リックドムJPを 新たに用意して、シャアの赤いゲルググと一緒に参加していた。 この時、グラナダ周辺では、一番の激戦が繰り広げられた。 「赤い彗星」シャアと「紅い稲妻」ジョニー・ライデンが戦い、 「黒い三連星」とサウス・バニング率いるMS小隊が立ち向かう。 対要塞戦用MAビグ・ザムに、デュラン大尉のエース部隊が攻撃を 仕掛け、アナベル・ガトーと、WBのヤザン、カイ、ハヤトが戦う。 各地で名のあるエースたちが戦いを繰り広げた。
リヒターは、懐かしい感触に導かれて奥に向かった。 その先には、1機の大型MSが待っていた。 「久しぶりです、先輩」 その声は、リヒターの後輩ユリアン・セムスであり、 大型MSはニュータイプ部隊の切り札、ジオングであった。 ジオングのオールレンジ攻撃を回避するリヒター、しかし、 リヒターの攻撃も回避される。ユリアンの腕も上がっていた。 そこに、ソフィアに導かれてバーツのグリフォンが飛んできた。 リヒターとバーツは協力してジオングに対抗する。 グリフォンの主砲がジオングの胴体を打ち抜いたとき、ユリアンは ジオングヘッドで脱出した。 「一対一なら僕の勝ちでしたよ、先輩」
グラナダの基地に潜入したシオンたち。 基地内は妙に人気が少なかった。シオンはMSに乗っていなくても 感覚が広がることを意識する。そこに、ライザのイメージを追った。 (ライザは、人工的にニュータイプを作る研究に参加しており、 薬物を投与されていた) ライザを助けると、グラナダに残ったデラーズの作戦を知る。 デラーズは、連邦軍がグラナダに入った時点で、地下発電所を 暴走させて爆発させようとしていた。 特殊チームは地下発電所の暴走を止めるために地下に下りていった。
地下発電所を制圧されたことで、計画の失敗したデラーズだったが、 マ・クベと約束したアクシズへの撤退作戦は順調に進めていた。 黒い三連星やジョニー・ライデン、アナベル・ガトーなど エースを含め、多くのパイロットたちを脱出させていく。 デラーズは、ギレンの旗艦であったグワジンで最後まで戦い続けた。
グラナダを占領した時点で、連邦軍は初めて正統ジオンが地球圏の 脱出を図っていたことを知り、追撃部隊を編成する。 先行するジオン共和国軍のムサイに、正統ジオンの部隊が接近する。 再び出撃したリヒターの前に、レイジの乗るギャンが迫った。 レイジは地上でしかリヒターを知らず、リヒターより自分の方が 強いと思っていた。 しかし、宇宙に上がったリヒターは、ニュータイプの素質を見せ、 一撃でレイジを倒すのであった。
時間稼ぎにもならないレイジを笑いながら、再びユリアンの声が リヒターに届く。 ユリアンの声は、今度は黒いゲルググから聞こえていた。 ゲルググに一気に肉薄するリヒター。 ところが、今度は後ろからユリアンの攻撃を受ける。 それも回避すると、さらにもう1機からユリアンの攻撃を受ける。 リヒターはユリアンの気配を探るが、3機のゲルググから同じように 気配が見えた。 ゲルググ3機のオールレンジ攻撃に、リヒターは苦戦する。
そこに、遅れてきたWBからシオンのガンダムが出撃してきた。 リヒターはシオンと共同して、ユリアンのゲルググに対抗する。 2人のニュータイプは、オールレンジ攻撃を見切るが、ユリアンを 倒すことはできなかった。 「また助けられましたね、先輩」 あくまでリヒターとの戦いに執着するユリアンだったが、 リヒターは、隣で戦っていたシオンを、そしてガンダムを見ていた。
正統ジオン艦隊が、地球圏を脱出した時点で、 1年戦争は終わったと言われている。
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