万談館
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2002年07月24日(水)  +G13、G14

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第13話 光る宇宙
コンペイトウから艦隊が出撃していく。
しかし、WBはコンペイトウのドックの中に止まっていた。
ガンダムの修理が済んでいなかったからだ。
部品が足りなくなっていたことと、シオンの反応にガンダムが
対応できなくなったことが問題になっていた。
その間に、偵察部隊がグリフォンの機体を見つけてきた。
シャリア・ブルはコックピットを正確に狙っている。
そして、グリフォンのコックピットだけが打ち抜かれていた。
(グリフォンはすぐに修理を行ない、バーツがパイロットになる)

連邦軍の次の目標がア・バオア・クーだと知ったジオン軍は、
ギレンの命令のもと、戦力をア・バオア・クーに集結していた。
グラナダからもキシリアの直属艦隊がア・バオア・クーに向かおうと
している。そこにマ・クベがキシリアに会いに表れた。
マ・クベが情報を集めていると、アフリカで指揮をとっている
ノイエン・ビッター少将が戦力を宇宙に上げていることがわかった。
2人は、ノイエンの行動がギレンの命令であり、キシリアの戦力だけ
地上に孤立させようとする動きだと判断した。そのため、キシリアは
マ・クベに地上戦力をグラナダに戻すことを命令した。
(シャリア・ブルの死んだニュータイプ部隊は、後輩のユリアン・
セムスが隊長になった)

ようやくコンペイトウに地球からの輸送船が届いた。
輸送船にはアムロが乗っており、テム・レイのガンダム2号機を
シオンに渡した。これはマグネット・コーティングがされており、
シオンの反応に対応できると思われていた。
また、アムロの考えたチョパムアーマーがつけられており、
実弾のダメージ対策もされていた。

ア・バオア・クーにアヴァロン艦隊が配置についたころ、
その場にいるリヒター、そしてコンペイトウを出撃したばかりの
シオンは、プレッシャーを感じた。
それは、恐怖と憎悪から生まれたもの。
ソロモンで2人が感じたものより、強い波動だった。

その名は、ソーラーレイ。

その後2人は、連邦軍の本隊とレビル将軍、和平交渉に向かった
デギン・ザビ公王が、ソーラーレイに飲み込まれたことを知る。
ギレンは勝利を確信して、ア・バオア・クーで演説を行っている。
ジオン軍兵士たちの士気が上がる中、キシリアの乗ったザンジバルが
ア・バオア・クーのドックに静かに入ってきた。


第14話 運命の交差
ソーラーレイによって、主力を失った連邦軍だが、『星一号作戦』は
強行された。
MS同士の乱戦の中で、リヒターのリックドムJPは、サラミス改の
横を通り過ぎる。サラミス改にMAが攻撃しているのがわかり、
ランチが脱出していくのがわかった。ランチに民間人が乗っている
ことを確認すると、リヒターは、その宙域から離れた。
一方、シオンは、エース部隊のブランリヴァルの横を通り過ぎる。
デュラン大尉やソグに挨拶をすると、ア・バオア・クーに向かう。
シオンはリュウの仇をとるため、戦争を終わらせようと考えていた。

戦いがこう着状態になった頃、
シオンとリヒターは妙な空白の時間を感じる。
その瞬間、ジオン軍の強い意志が失われた。
(キシリアの、ギレン暗殺)
直後に、キシリアよりア・バオア・クー全域に撤退命令が下る。
キシリアは最後の戦いはグラナダで行うつもりだった。

撤退するジオン軍を追撃するほど連邦軍も余力がない。
そのなかで、シオンはさらに戦いを求め、ジオン軍を追った。
(シオンは、リュウを失ったことが自分の責任であり、
リュウの分も戦おうとしていた)
そこにリヒターのリックドムJPが立ちはだかった。
(リヒターはアヴァロン艦隊を後詰にして、撤退の被害を
少なくしようとしていた。リヒターは、この戦いを自分の最後に
しようと考えていた)
(リヒターは、ジオン軍やキシリアに対する忠誠はなく、
また自分から連邦軍と戦う気もなかった。
この時点ではオリヴィアを連れて、木星圏に戻るつもりだった)

2人の戦いは激しく、長く続くように思えた。
しかし、所詮量産MSにすぎないリックドムJPは、シオン専用に
カスタマイズされたガンダムに圧倒されていった。
死ぬ気はないリヒターは、その中で一撃を狙っていた。
リヒターの機体が限界が来る直前、リヒターはその一撃を放ち、
シオンも必勝の攻撃を放った。
その2機の間に、マーシャの機体が割って入る。

マーシャの悲鳴が2人同時に聞こえ・・・。
「「マーシャ!!」」
2人が同時に叫んだ時、マーシャの意識が2人につながった。
マーシャは木星で、ニュータイプが戦争の兵器として使われることに
嫌悪した。そのために木星を離れ、地球圏に戻ったのだが、そこで
ニュータイプの存在意義を失った。
そこに表れたのがシオンである。
宇宙で、急速にニュータイプに目覚めつつあるシオンの姿を
マーシャは失ってはいけないと感じた。
シオンは(自分が見失った)新しいニュータイプかもしれないのだ。
しかし、そこにリヒターが表れた。リヒターもまた、兵器ではない
ニュータイプの姿を見せてくれた。
(2人とも、ここで死んではいけない)
(私にいつか、新しい世界を見せてほしい)
マーシャは2人に告げると、ジムコマンドは爆発した。

リックドムJPはもう戦闘に耐えられない。
リヒターは機体を捨て、アヴァロン艦隊に戻っていく。
シオンはそれを追おうとはしなかった。


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