≪ ≫ 初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2013年05月27日(月) ■
人とはこんなものなのか

映画「のぼうの城」(犬童一心・樋口真嗣監督)から。

数年前に原作・同名の小説を読み、映画化を楽しみにしていた。

当時は「のぼう様(成田長親)」に関心が向いていたが、

今回は、なぜか、攻め落とせなかった敵将、石田三成に

私の好奇心が興味を示した。

こちらの兵の数を聞いただけで、
相手方は開城するとの噂を
耳にした石田三成が、大谷吉継に嘆く。

「大谷吉継よ、人とはこんなものなのか。

銭と武力で圧倒すれば、これほど簡単に性根を失うものなのか」

「性根」とは「根本的な心の持ち方・根性」とか

「1つのことを長くやり続ける気力」のこと。

もっと人間としての誇りみたいなものはないのか?と、

石田三成は、自分の戦のことより、人間に興味を示した。

大谷は「勝利者のみが抱ける甘美な感傷だなぁ」と答える。

その後、20,000対500(小説では20,000対2,000だった?)でも、

戦うと決めた相手方の動きに、また嬉しそうに反応する。

「わしは、人と言うものに高を括ってしまうところだったぞ」

「高を括る」とは「せいぜいそんな程度だろうときめてかかる」

「みくびる・あなどる」などの意味だから、

「人間、まだまだ捨てたものじゃないな」という、

石田三成の心の叫びが聞こえてくるようだ。



P.S.

先日他界した「夏八木勲さん」が、お坊さんの役で出演していた。

ナレーションは「TBSアナウンサー・安住紳一郎さん」