≪ ≫ 初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2014年08月25日(月) ■
心に化粧するのは、あなた自身。

映画「化粧師 KEWAISHI」(田中光敏監督)から。
本来なら「お化粧って不思議な力があるんですね」を
気になる一言にするのだが、今回は逆の視点でのメモ。
柴咲コウさん演じる、中津小夜さんが、女優として活躍できるよう、
椎名桔平さん演じる主人公・小三馬に、大金を支払い、
なんとか自分に運が向くような化粧を求める。
彼が施した「化粧」は(たぶん)、塗りたくった化粧を、
拭き取り、落としただけ。そして、彼女を諭すように呟く。
「お客さん、化粧は世渡りのためにあるんじゃありません。
世渡り上手は、一時はよくなっても、いずれは、しっぺ返しがきます。
化粧は、所詮、外面を整えるもの。
化粧で繕っても、やがて自分が出ます。
心に化粧するのは、あなた自身」だと。
そして、その言葉を噛みしめるように
「心に化粧するのは、私自身」と言い直す彼女が、
ふっと何かに気付くシーンが、印象に残った。
主人公の男性が「お化粧」という技術を施しながら、
彼女たちの人生を変えていく物語と勘違いしたまま、
この会話をメモしたため、後になってとても輝いてきた。
本当は、お化粧なんて必要ないんだ、という意味を込め、
化粧を落としていく。
それは、化粧をしない男性にも、同じことが言える。
自分の心を磨くこと、何かで自分をよく見せようとしない、
そんなメッセージを作品からいただいた。

P.S.
「化粧」って、本当に「けわい」って読むんだなぁ。