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| 2021年10月20日(水) ■ |
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| 世界が見えているつもりの身の程知らずには参る |
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映画「オフィシャル・シークレット」(ギャビン・フッド監督)から。 内部告発から端を発して大事件に至る作品は多いが、 今回はなんとなくスッキリしない。 結果的には、彼女の発したリークが大きなウネリとなるのだが・・・ どこまで影響するかも考えず、ただ若い女性の正義感が優先して、 リークした感じが強く残ったからかもしれない。 それは、いとも簡単に友達にリークを依頼するシーンが印象的。 「メールのコピーをあなたに託そうかと。 それを記者に渡してもらえない? 戦争反対の人に。 記者が無視してもいい、私はすっきりする」と主人公。 「すっきりする?私に公務秘密法違反を持ちかけておいて? いわば反逆罪よ」と困惑する友達。 「政府を転覆させる気はない。マスコミの人に見てもらいたいだけ。 米国の横暴ぶりを追求して欲しい」 これが、内部告発の原点だとしたら、私は首を傾げる。 自分がスッキリすればそれでいい・・なんて動機で、 国を揺るがすような「最高機密」をリークされたら、 同じ職場の人間は、溜まったものではない。 ラスト近くに、関係者のこんな呟きがある。 「世界が見えているつもりの身の程知らずには参る」 本来なら、悪役のセリフなんだが、妙に納得してしまった。 もう少し、悩んで欲しかったなぁ、リークするにしても。
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