初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2022年02月08日(火)
いかりをおさえて じっと屈辱にたえるとき

北京冬季オリンピックのテレビ観戦をしていて、
日本代表の若い選手たちのコメントに胸が締め付けられる。
支えてくれた人々の期待に応えられなかった悔しさ、
実力以外の部分で失格してしまった悔しさ、
その悔しさは、私たちには計り知れない。
もっと怒ってもいいのに・・と思う人もいるだろうが、
人ぞれそれに、その表現が違うことに気づいて欲しい。
若い彼ら彼女らの痛々しい姿は、目に焼き付いて離れない。
そんな時、詩人・書家の相田みつをさんの詩が思い浮かんだ。
詩「いのちの根」
「なみだをこらえて かなしみにたえるとき
ぐちをいわずに くるしみにたえるとき
いいわけをしないで だまって批判にたえるとき
いかりをおさえて じっと屈辱にたえるとき
あなたの眼のいろが ふかくなり
いのちの根が ふかくなる」
大声をあげて泣き叫びたくなっているかも知れない、
悔しさのあまり、何かに当たりたくなったかも知れない、
だけど、じっと我慢しながら「今の心境は?」という
くだらないインタビューにも、冷静に応えている姿は、
63歳の私の胸を熱くさせた。
何度も何度も「いのちの根」の詩を読み直している私がいる。