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2024年12月26日(木) ■ |
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何もしない |
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書籍・詩集「最後の詩集」 (長田弘著・みすず書房刊・92頁)から。 詩の後に、添えられた六篇のエッセイがある。 その中の一つから。 「何もしないということは何かをすることよりも 難しいかもしれない。何もしないのは、 虚心坦懐を求めるようなものだからだ。」 虚心坦懐とは、辞書で調べると 「心に先入観やわだかまりがない状態を表し、 ありのままで素直な気持ちを意味する」とある。 言い換えれば、何もしないのは 「心が安らかな状態」「平静な状態」を求めること。 普段、何もしないことが多い私にとっては、 実は、これが一番難しい。 何かをしたくてしょうがない私がいるのだから。
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