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2025年05月01日(木) ■ |
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加齢からの厳粛なる贈り物だもの。 |
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書籍「積極的その日暮らし」 (落合恵子著・朝日新聞刊・310頁)から。 朝日新聞に連載されたショートエッセイの中から抜粋。 (タイトルは「写真うつり」) 「写真なら差し替えはできるが、鏡うつりとなると・・・ そのまま丸ごと受け入れる。 いいじゃないか、加齢からの厳粛なる贈り物だもの。 受け取り拒否はしない。」 今の写真は、編集でどうにでもなるから、 若返りなんてお手のものだろう。 素敵な高齢者にでもなれるらしい。 しかし、鏡に写った顔は、編集できない。 現実を受け入れるしかないのが、鏡に写った姿である。 その現実を「加齢からの厳粛なる贈り物だもの。」と 言い切れる彼女の生き方が見えてきた。 昔は・・・と振りかえるよりいいな。 男だって、同じことが言えそうだ。
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