独り遊び
〜破片がみえますか?〜



2003年11月11日(火) Solitary

Gacktの新曲、「Last Song」と「Solitary」を胸に抱いております。

お部屋を暗くして、お気に入りのライトを点けて…
ヘッドホンでじっくり聴くと、かなり酔いしれる事が出来ます。
陶酔しきって、何処かに逝ってしまいそうになりました。

涙がツツツーと頬を流れる。
そんなしっとりした雰囲気。

Gacktさんのバラードは大好きだなぁ〜
Gacktさんの生の声がとっても心に染みる・・・

Last Songは、白黒の映写機のように
何度も何度も心の中で繰り返し繰り返し再生し続けて、擦り切れそうな想い。
そんなもう二度と戻らない切ない想い出が、ぐっときます。

「スメル男」に出てくる”まきじゃく”を思い出した。
まきじゃくは、記憶したものは全て忘れる事が出来ない男の子。
人間は忘れる事が出来る生き物だから、
悲しみや苦しみから立ち直って、前に進む事が出来るらしい。

だけれど、色褪せる事の無い、忘れる事の出来ない思い出は・・・
ふとした時に足を止めてしまう。
足踏みは、とてもじれったくて、辛いけれど、
見えなかった景色が見えてくるのかもしれない・・・
また前へ突き進めてくれる力をくれるのかもしれない。


Solitaryは・・・
ひとりだけの、ひとりぼっちの、孤独の、孤独を愛する、孤立した、寂しい
と言う意味がある。
Gacktさんの声が楽器のようです。
ミュージカルな雰囲気が、新鮮です。

昼間の海って、青春の1ページって感じで・・・
歳を重ねるごとに、足が遠ざかる気がする。
昼間の海に行く時間も勇気も無く、ひっそりと夜の海に足を運んでみる。

波の音と身体中に張り付く強い風、細めた視界からぼんやりと浮かぶ月。
自然の暗闇中に置き去りにされて・・・強い孤独感に襲われる。

キラキラ輝いていた太陽の照りつける昼間の海がとても恋しい。
「大人になるって、いったい何なんだろう?」
「分け合う事は出来ないの?」
「独りで全てを抱え込むのは、辛いんだ・・・」

切ない・・・
切ないな・・・


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