時々、すごく自分が惨めな気分になることがあって。 それは夜中に嫌な夢を見て目が覚めて泣いてる時だったり、日常のふとした瞬間に何の脈絡もなく襲ってくるものだったりするのですけど。 自分がすごく惨めで、…そうして、裁縫箱の中の裁ちばさみだったり、洗面所の剃刀だったり、いっそシャーペンの先でもいい、突き刺したいという衝動にかられることがあって。
…その手を実際振り下ろして刃を立てることは、今はもうしないけれど。
自分の身体を傷つけても、結局どうにもなりはしない。痛いだけで、痕が残って困るだけ。
でも、やっぱり得体の知れない不安とか、恐怖とかは、ふっと忍び込んできて。 私がいなくなっても世界は変わらず回る。 私は全然特別な何かではなくて、だから私の存在なんて外の世界に何も及ぼしはしない。いてもいなくても、変わらない。
…でも、そう思えてしまうことが、そう思ってしまう自分が、とても寂しい。
世界の何かに影響を及ぼすようなものになりたいなんて大それたことは思わない。そこまで自惚れてない。
でも、だけど、誰か一人でいいから。一人でいいから、私を必要だと言ってくれる誰かが欲しい。
何がやりたいのか、何が出来るのかも分からずに、でも周りの流れの中で立ち尽くしたままでいるのは怖くて、流されてそのたどり着く先も分からないのに。確固たる信念も、目標も、私には何もない。 そんな人間が、自分を必要として、なんて言うのはきっとすごくおこがましくて図々しいことなのだろうけれど。 でも一人は嫌なの、周りから弾かれるのは怖いの、私は弱いから、弱い自分が嫌なのにそれを変える行動を起こすことも出来ない自分がすごく嫌で、人を羨んでばかりで。
でも、どうか、お願いです。私はここにいてもいいと言って。私が必要だと言って。 一人でいいから。ここにいて、そのままでいいと言って。 いつか、自己嫌悪の海に溺れてしまうような気がしてすごく怖いの。 一緒に泳いでとは言わない、言えない。でも、誰か岸で待っててくれると知っているなら。また泳ぎ出せそうな気がするから…。
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