永久という名の瞬間
2003年08月28日(木) 生きていきたくないね。

 この前、大学の友達と電話したとき生まれた一句を。

 「ほどほどがいいね」と 君が言ったから 八月二十日は 『自殺記念日』

 もちろん俵万智『サラダ記念日』のパクリですが。
 そのときは寿命の話をしていて、「お互いほどほどの長さの寿命が与えられているといいねぇ」と会話していたのでした。
 決して自殺したとか、未遂をしたわけではありません。
 ただ、そう思っただけの記念日。

 彼女と私は、馬鹿みたいな関係にあります。
 実際には月に1回位しか会わないくせに、二ヶ月に1回くらい、夜中に
 「生きていたくないね〜」
 「早く死にたいね〜」
 「早く死んだもん勝ちだね〜」
と、まったり電話をする間柄なのです。
 ほとんど同じ内容を、何度も、何度も。
 そして自殺したい、したいと言い合いながら、電話を切った後、いやいや日常を営んでいくのです。

彼女と私は、今どきよくいる「死にたい」人間なのです。一部でブームですからね。
 もちろん、周りから見たら、さも普通に生活しているように見えるでしょうが、心の中は、いつも(死にたい、死にたい)が溢れている。
 これがきっと、『今の若い人』の普通。
 (私は学校の学生相談センターから『鬱状態』と診断されたけれど。彼女は私と同じことを言いながらも、全くもって普通まっとうに生きていますから・・・)
 だからブームって言われるんだろうけれど。

 なんて馬鹿みたいな 私たち。


 今日、私は院の飛び級入試の資料を貰ってきました。
 私はこんな日常を、ずるずる営んでいくみたいです。
 少なくとも2年から、出来れば10年くらいは。
こんな『死にたがりや』がマスターやドクターになれると思う???
 誰かに、そして彼女にそう尋ねたい。笑

 ところで・・・彼女は今日、何をしているのかな?
 彼女とは滅多に会わないので、予定がさっぱり判らないでいるのです。まぁ、私と同様、ろくな日々を過ごしているわけが無いとは、思うけれど。


・・・・・・ダメです。
 今日も何をやっても、(早く死んでしまいたい。)と 思ってしまう。
 そしてその思いが強い日にかぎって、彼女を思い出したりするのです。
・・・その理由は・・・また今度。

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photo by 東雲