永久という名の瞬間
2003年12月19日(金) これは他人の言葉だけれど

 最近、とみに『心の病気には重症や軽症の違いなんてない』ように思い出した。
 ちょっとしか、違いなんてない。あるのは、生活が困難かどうかの違いだけ。
 苦しさは、ほとんど同じ。

例えば。
 私は来年の夏に短期留学する予定になっている。
 でも、もしかしたら行けないかも知れない。それは私が抑鬱剤や、抗不安剤を口にしているから。
 そりゃそういう点での差別は、万が一もしものことがあったら、わが両親側も、ホームステイ先も大迷惑を被るから当然だと私も思いますが。
 言ってみれば私が普通の人と、ちょっと病んでいる人とされる間なんて、こんなものだ。

 逆に、普通な人が落ち込んだときと病んだ方が浮上したときの違いなんて、どっちがどうとはいえないし。

 …私が『普通』になるのも、ほんのちょっとしたことだと思うんだけれどな。
 心に巣食う、ざわざわとしたモノが、このままずっと笑えそうだと思うときにかぎって訪れる。
 現在私は、落ち込んだまま落ち着いているにせよ、安定しているんだけれど、その安定も、人間らしくなくって、私は怖い。
 (はっきり言って、ザワザワよりも最近の落ち着きのほうが、私は怖い)

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 学校に行っても、必要最低限の交流しかしまい。
 無理に笑おうとしてこの状態になったなら、今度は無理に笑わないでみようかな。
 そしていつか、そうやってあがく己を思い出して、大笑いしてやるんだ。

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photo by 東雲