永久という名の瞬間
2004年01月08日(木) 私の眼は何を見ているのだろう

 きらきらしている人を見るのは大好きだ。
 彼女達と話すたびに、なんでこんなにも考え方が前向きなんだろうと驚くのも大好きだ。溢れ出すパワーが瑞々しくて、老人のように思考が乾涸びた私とは、人種が違うんだろうとしか思えない。
 そして、私がどんなにくだらない人間か、思い知らされる。

 学校に行けば、きらきらした人が大勢いて。
 しかもそれぞれ違う輝き方をしていて。・・・私は笑うしかない。彼女達の眩しさに思わず惚れて、同時に自分を嘲笑してしまう。
 私の身体は、思い切り自分を卑下できる喜びと悲しみで破裂しそうだ。
 なんたって、もう高校時代みたいに、『たとえどんなにダメな人間でもそれが個性だ』と済ますことはできないのが辛い。

 けれどもちろん私だって、やりたいことがあったほんの数年前は、そのために頑張ることができた。
 その状態が続かなかったのは・・・ただ、そこで他人よりも頑張る能力が無かっただけ。何より情熱が足りなかっただけ。
 私の微々たる努力は、努力と名付けられることもなく、消えていった。
 それからの私は、努力がふいになるのを恐れている事を理由に、頑張らなくなった。そこから私は、急速に下らない人間の道を進んでいる。
 
 私は一体何がしたいんだろう?

 早く大人にならなきゃ。

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photo by 東雲