永久という名の瞬間
2004年02月15日(日) 正しさの追求

 私はただ、自分を擁護するためだけに頭を働かせる。

「仕方がなかったんだ。だってこんな理由があったんだもの。
 だから、私の判断は無難で、当然の結末なの」


ただ、そう言うが為。
 私はくだらないことに時間と全身全霊をかけ、巧くできなくて悲しんでいる。

 もちろん心の奥では、自分の正当性なんか、これっぽっちも感じていない。裏を返せば、だからこそ、正しさを証明したがるのだろうね。

 正しさを追いかけたいなら、正しい行為を行えばいいって?
 それは、私には正しい行為がどんなものかさえ判らないのだから、結局できやしないこと。
 それなら正しいこととはなんなのか、考えればいいって??
 そんなことしたら、間違った正しさを信じ込みそうで、恐ろしいわ。

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photo by 東雲