2004年02月19日(木) 其処にいてくれて ありがとう
高校時代大好きだった子に電話した。
彼女とはうまく話せない。 けれど私は、ただ、彼女と話をしているというだけで幸せになれる。 それでも受話器を置いた後、電話をかけたこと自体に反省する気持ちを抱くのが毎回だから。辛いけど。 (ようするに、私は彼女を自分のストレス発散に利用していることを、自覚しているから)
彼女と私は、いい仲だったと思う。 つかず離れずの距離が、私には居心地がよかった。 人を不愉快にさせない、合理的な自己中の彼女は、したいことをただしていて、嫌な事は平気で拒否してきたから、私は安心して寄りかかっていられた。余計な気遣いがいらなくて、「いや」と言われたら道をどけばいいや、と思っていればよかった。だから心が軽かった。 しかも素直な口から飛び出る言葉は、私を喜ばせるような内容ばかりで。 嘘をつかないことがどんなに素晴らしいことなのか、彼女を通してよく解った。
彼女は出逢った時から全然変わっていない。 本人は「全然成長してない・・・」と嘆くけれど。 私は、変わらないものを得ているだけ、幸せなのだ。
彼女がこの世にいるだけでいい。 もう二度と近づくことはないけれど。思い立ったときに電話をすれば、彼女はきっと出てくれるという確信だけで、充分幸せ。
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