永久という名の瞬間
2004年04月04日(日) ベルトで・・・失敗。

 私はきっと自らの命に触れることは出来ない。
 
 中学時代、何度もベルトを梁に通して、首をつってしまおうとしたのに出来なくて。途方もなく、絶望した。
 ただこの足を椅子から離してしまえばいいだけなのに、出来なかった。
 一度だけそれができたけれど、うまく締まらなかったらしく、全身に力が入らなくなったと思った次の瞬間には、畳で皮膚をこすった痛みに襲われた。
 やっとこさ椅子から足を離せたと思ったら、こんな様で。なんだか酷く、虚しくなったのを覚えている。
 ベルトでは首吊りしないでおこうと、そう学習した。
 
 私には、明日があることが絶望になる。
 
 あと一歩という溝を踏み越えられる根性があればなァ。
 そうすれば、私も幸せになれたのかも。
 あの時、既に。

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photo by 東雲